2009年05月21日

新型プリウスを見てきました

昨日夜勤に行く前に18日に発売された3代目新型プリウスを見てきました。
先代よりも大型化・高性能化したにもかかわらず、ホンダ・インサイトに対抗するため大幅に値下げしての登場です。
販売開始前に既に8万台の受注をしていて、現在では納期が判らない(営業マン談)とのことです。

今乗っているウィッシュのディーラーでも今回から取り扱いが始まったので現在の担当営業さんを訪ねていきました。
実は、昨年のガソリン高騰時にコスト計算をしたところ、1リッター180円を超えた場合、旧型プリウスの価格でも今のウィッシュを乗り続けるよりもプリウスの新車を買ったほうが燃費・車体価格等のトータルコストが安上がりになることがわかり、担当営業さんに相談をしていたのでした。ところが4月の予約受付開始日に担当営業さんと連絡をとったのですが、この販社ではその日だけで35台の受注があったそうです。プリウスは営業しなくても売れるので営業さんも売り込みには消極的。

さて、実車を初めて見た印象は

新型プリウスを見てきました

先代(2代目)に似ているという印象でした。写真で見たときはかなり違うデザインになったような気がしたのですが、特に後方はマイナーチェンジかドレスアップした感じに見えます。
でも、変にボリューム感を出し過ぎたカクカクした形状で先代のデザインの方が好印象だったと思います。

前方から見ると

新型プリウスを見てきました

かなり変わってカッコ良くなったと思います。これは売れるでしょう。でも、やっぱり基本的には先代のデザインをそのまま受け継いだという印象です。

ドアの曲面の使い方が最終型セリカに似ているような気がして、トヨタらしいデザインだと思いました。

車内の印象は前日に運転したばかりの先代にそっくりでした。質感も先代同様に高級車の趣で素晴らしいですが、前評判と違い大幅に変わったとか向上したという印象は薄かったです。

新型プリウスを見てきました

しかし、動力性能・燃費などは相当な進歩をしているようで、それだけで充分な価値のある車だと思います。

確かに先進技術の塊りで、1リッター30km以上(カタログ数値は38km)走るのに205万円(Lタイプ)からという価格は激安との評判どおりかもしれません。年間3万キロくらい走る企業の営業車ならカローラより維持コストが安くつきそうです。


しかしながら売れ筋は本体価格220万円のSタイプだそうで、たぶんその理由はプリウス独特の先進技術の装備類。

新型プリウスを見てきましたたとえば先代からある自動の車庫入れ機能でしょうか。

ただ、これは純正カーナビの装備が必須なので、最安値のLタイプには着きません。
Sタイプ220万円に純正ナビが約30万円。最低でも250万円コースになってしまいます。




新型プリウスを見てきましたまた、今回の目玉とも言えそうな先進装備である太陽電池パネル付きのサンルーフ。駐車中も太陽電池で換気をして猛暑を避けられるものです。こちらもSタイプ以上なので最低でも241万円からということになります。

ナビもソーラーパネルもとなると271万円コースです。

走ることには全く不要ではありますが、なんとなくあると便利そうで、特別な物を所有しているという満足度を高める装備類。やはりトヨタらしい車づくりですね。

プリウスを205万円という安値で売って赤字じゃないかと心配するむきもありましたが、トヨタさんは商売がうまいですね。

まあ、それに気分良く乗るか、無駄だと避けるかはその人次第と言えるでしょうね。



Posted by エディ タチカワ at 17:35│Comments(8)
この記事へのコメント
やっぱりオプションとかいろいろ装備付けちゃうと高くなっちゃいますねぇ。
今の乗ってる車は13年経過してるので、そろそろ次の車を考えたいけど
まだまだ乗り続けたい気もあるんですよねぇ。(^_^;)
Posted by naosukenaosuke at 2009年05月21日 20:44
naosukeさん

車体価格は安くても、装備品でがっぽり儲けられるような仕組みになっているような気がします。
基本装備だけで満足な人にはお買い得。205万円の激安価格で釣っておいて、人気の中間グレード以上の車で稼ぐという戦略ではないでしょうか。

でも、13年経過ということは25万円の補助金がもらえる可能性がありますね。

なんだかデキすぎのようなシナリオに踊らされているような気もします。
Posted by エディ タチカワ at 2009年05月21日 22:26
うち旧型プリウスです。まったく問題なく好調に走ってます。ちょっと気になるのはバックミラー。結構後ろのデザインが邪魔して見にくいですよ。新しいのはよくなってるかもですね。
Posted by ポレル at 2009年05月22日 11:16
ソーラーパネル換気はEPS乗りのサーファーには魅力的ですね。

僕は夏に仕事前に波乗りして、仕事中EPSのボードを車内に入れっぱなしにしていたらハクリました。
どうやらEPSは60度以上でフォームが解けるみたいです。

幸い日光が当たっていた一部だけの剥離で済んだのですが、膨張してぼこぼこした板を見たときは相当凹みました。

でも、これだけの理由には割高ですね。
Posted by 109 at 2009年05月22日 12:32
ポレル大先生

ポレルさんも旧型プリウスにお乗りでしたね。アメリカでハリウッドのセレブが競って乗って大ブレークした二代目は偉大です。ハリソン・フォード家にもありましたからね。セレブにウケなかったらハイブリッドのイメージはこんなに上がらなかったでしょうね。

後方視界はほとんど変わっていないと思います。
インサイトはバックミラーが妙にデカく感じました。
Posted by エディ タチカワエディ タチカワ at 2009年05月22日 13:27
109さん

ソーラーパネル換気は夏にドアを開けた時のモワァという熱気がなくなるという魅力的な装備ですね。

しかし、21万円あればEPSのグラスホッパーが二枚買えてしまいます。

何だかなあ。
Posted by エディ タチカワ at 2009年05月22日 13:49
昨日のNHKの特番で新型プリウスにトヨタが如何に入れ込んでいるか!
を盛んに宣伝?していましたね。  しかし・・コストコスト攻めの様子はちと、
買う方としては・・興醒めですね。   200万の車でも、販売店・メーカー・下請け・と取り分を引いていったら・・・コストは多分5×万!?・・・・
・・お買いになろうとされてる方々・・すいません。
Posted by いすころりんこいすころりんこ at 2009年05月23日 09:06
いすころりんこさん

昨日のNHKクローズアップ現代は見たかったのですが、見る時間がありませんでhした。

車は実用品ですからコスト削減は仕方ないと思います。高かったら買えませんから。
ただ、クルマを趣味にされている方も多く、手間ヒマかけるだけの価値があるクルマも多いですね。ブロガーさんにも所有者が多いイタリア車やニッサンなどの一部の国産車。そういうものはコスト抜きで大いに楽しむべきだと思います。

そういう点で、プリウスは「優秀な実用車」以外の何者でもないような気がしますから、徹底的なコスト削減もアリかなと思います。

私にとってクルマは実用のための道具ですが、同時に遊び道具でもあります。したがって実用以外のおもしろみに欠けるクルマに魅力は感じませんでした。

ということで結論は出た感じですが、あのクルマをどんなふうに遊ぶかは、見てのお楽しみということにしておきます。
Posted by エディ タチカワ at 2009年05月23日 21:47
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    コメント(8)