来たよ！いい波

3月15日　トリップ4日目　アチェ3日目

今日は波が上がってくる予報なので暗いうちから準備して
夜明け前の薄暗い道をA-FRAMEへ急ぎました。

一番乗りのつもりだったのですがビーチからパドルアウトして見えてきたポイントには既に人の姿が。
チェマラレフトのポイントに8名、A-FRAMEにも既に8名がラインナップ。
皆さん恐ろしく早い。

ポイントに近づいて驚きの光景が



完璧なバレルです。
リーフの完璧なバレル波などここ20年以上経験がありませんから（汗）



小さめの、バレルにならない波を狙っていた女性サーファーでもこのレベル。
ラインナップの全員がオージーで上手かったです。
明朝からここでサーフィンの大会が開催されるためかと思ったら、ローカルオンリーの大会でここのオージーたちは関係ないようでした。
最近は波情報が発達し、アチェの情報もネットでわかるのです。バレルライドを楽しみたい連中が波が良くなるのに合わせて飛行機で飛んでくるようです。大会前日なのだからローカルに場所を譲ってあげれば良いのにね。オージーとフレンチはガッツキ野郎が多くて困ります。



しかし皆さん、上手くバレルを抜けていきます。
こんな機会は滅多にありませんから私もチャレンジ。

いきなり掘れてくる波で一瞬の遅れも許されません。
バレルにならない波は何とか乗りこなすことはできるのですが、
バレルになる波は壁にレールをセットするタイミングがつかめず
降りすぎて刺さったり、ターンが浅すぎて巻き上げられたり。
巻かれると強烈に揉まれてしまいます。御前崎の頭半に巻かれるよりも強烈に翻弄されます。
ボトムが浅いので爆発のパワーが違います。



最後に小さめのバレルに無理やり入ってみましたが、抜けられませんでした。
バレルの中では「出口を見ろ」と言われていますが、
どうしても被さってくる頭上に視線がいってしまうのです。
するとノーズが微妙に上がって減速し波に捕まってしまいます。
リーフブレイクのチューブライドは経験がモノを言う世界ですね。

経験できただけでも大満足なバレルセッションでした。



宿に戻り、ゴロゴロ。
ネットも不自由な環境だし、読書くらいしかやることはありません。



お楽しみのお昼ご飯。
チキン・エビ・イカ・魚（トレバリー）のうちの2種類が3食のメインディッシュになっていました。
美味しかったです。

食事をしていたら、擦り寄ってくる影が。



カワイイ子猫。
この界隈の動物は皆スレンダー。
放し飼いの牛から家ネコまで特別に餌を与えている訳ではないのかもしれません。
そんなネコ達や、ニワトリ一家や、ヤギ一家やウシ一家が勝手に庭を横切っていきます。

午後も読書の時間。

3時過ぎ、チェマラライトの偵察のため、生まれて初めてSUPに乗って川を横切りました。
バランスを取るのに脚に力が入ってしまって意外と難しかったです。

チェマラライトに波は無く、再び読書に戻りました。

4時半を過ぎ、チェマラレフトに行ってみることにしました。



海に向かう道にはアヒルや



白くはないけどネコも。

チェマラレフトは私のレベルにはちょうど良い掘れ方ブレイク速度のグーフィー波。
奥にラインナップしているローカルやオージーが間に合わない大きいワイド気味のセットだけを狙いました。



大きめの波は縦の連続リップにちょうど良い掘れ方とブレイク速度で私の一番のお気に入りになりました。ワイドセットの端から乗れば浅いリーフに捕まる心配もなく思い切って当て込めるのです。



金曜の夕方、しかも明日はサーフィンの大会が予定されていて、ローカルの姿が多かったです。
びっくりするほど皆フレンドリーで自己紹介してくるのです。
沖にいるほとんど全てのローカルと会話しました。
明日の大会のために練習しなきゃダメでしょうと思うのですが、無理に波を取ろうとしないどころか、ニコニコしながら波を譲ってくれたりします。
これほどフレンドリーでのんびりした場所は経験がありません。
こんな人たちのポイントですから、できるだけローカルの邪魔にならないようにしてあげたいものです。
明日の大会はローカルサーファーのほとんどが出場予定のようです。
ですから私も明日のサーフィンはお休みしようと思います。