2013年05月05日

インサイト走行距離7万キロ



愛車のインサイトももうすぐ買ってから4年となります。先日、走行距離が7万キロを超えました。
7万キロのトータルの平均燃費が1リットルあたり20キロ。買ったばかりの頃はエコ運転に気を使ったので23kmくらい走ったのですが、最近は飛ばしますし、早朝サーフィンの帰り道では安全のためクルマを止め、エアコンをかけたクルマの中で仮眠をすることも多いため、トータル燃費が20kmに留まっています。
でも、このクルマの前に乗っていた小型ミニバンのウィッシュの燃費が1リットルあたり12kmだったことを思うと格段にガソリン代の節約ができています。ウィッシュとインサイトのガソリン代を計算したら4年間7万キロで35万円の差額となりました。4年のガソリン代の差額でスリランカトリップが2回できる額なのです。これは非常に大きいと思います。
ウィッシュもインサイトも車両価格が190万円という比較的安価なクルマなのでコストの差は大きいです。
でも、ハイブリッド車の車両価格はガソリン車と比べ、ホンダ方式で30万円~50万円、トヨタ方式で50万円~70万円くらい割高になると言われているので、その分を差し引くと35万円の差額はトントンということになります。
ハイブリッド車は実燃費で考えると最低でも10万キロは走らないとコスト的なメリットは出てこないと思います。



さて、インサイトを買ってしばらくした時、ある出版社からブログを通してメールが入りました。
インサイトのカスタムカーのムック本を出版するので私のクルマの写真を使わせて欲しいという内容でした。



雑誌に掲載された写真がこちらです。
すっかり忘れていたのですが、先日静岡駅前の戸田書店に行った時、この掲載誌を見つけて初めて見てみました。
投稿コーナーの冒頭に、エディ タチカワの名前で載っていてびっくりしました。


さて、壊れたエアロパーツの補修ですが、このクルマも4年経過したので、元通りに直すのではなく、マイナーチェンジさせることにしました。

用意したのはカーペイント。



下地処理用のシリコンオフと下地塗りのプラサフ。ペイントはマットブラックと車体カラーのミラノレッド。
ぼかし剤も含めてこれは4年前の補修の時に使ったものです。



マスキング作業をして



もうかなり変色してしまったバンパーのダクト部分にプラサフを塗り



マットブラックで塗装しました。
そうです、今までシルバーの金属むき出しだったダクトを黒く塗ったのです。



次は自作したエアロパーツの取り付け。



パーツが接着部分から脱落して失われた経験から、壊れても脱落しない方法として、
弾性シリコンでダクト全体と接着することにしました。
これならぶつけて壊れても、シリコンをカッターで切らない限りパーツが脱落する心配がありません。



とりあえず接続して仮の完成です。
この後、接続面をパテで均して、再塗装の予定ですが、ここで作業は日没サスペンデッドとなりました。


そして、今朝。今日は仕事がお休みで、波も期待できないので朝から作業再開しました。



今度はリアスポイラーの部分のダクトの塗装です。
マスキングをして・・・・これがとてもたいへんで1時間半もかかりました。
屈みこんで非常に辛い体勢での細かい作業を強いられました。明日は下半身の筋肉痛は必至です。



バンパーの塗装なのでシリコンオフの後、バンパープライマーで下処理。



そのうえでプラサフで下地塗り、最後にペイントと地道な作業でした。



リアのイメージが引き締まったでしょうか。ちょっとだけスーパーカー風(笑)



サイドスポイラーもツートンになりました。

実はこの塗装は、このエアロパーツを作ったメーカーM's SPEED ZEUSのデモカーを真似たのです。



4年前に買った時、最初に注文したクルマはブラックだったのです。
でも黒い車ではこのエアロパーツの特徴であるダクトの存在が目立たなくなってしまいます。
そこで黒い車をキャンセルして今の赤い車に変えてもらったのです。
ですから、いつかはダクトを黒く塗らなくては赤い車に変更してもらった意味がないなと思っていたのです。

このクルマも前期4年を経過してようやく本来の姿、
ZEUS 無限インサイト後期型にマイナーチェンジ完了です。  


Posted by エディ タチカワ at 17:42Comments(4)インサイト

2013年05月03日

シェイプ!

今日はどこの行楽地も人で溢れたようですね。
勤務地の東静岡も今日は人がいっぱい。
東静岡駅に到着するJRはどの列車も満員。
マークイズはもちろん、今日は市立動物園へ向かうシャトルバスに長い行列が出来ていました。
そうそう、職場に甘いお菓子の差し入れがありました。
先日近くにオープンして以来、1時間待ちの行列が出来ているあの丸いお菓子。
2箱も差し入れがあったのですが、はっきりいって・・・・言えません。ノーコメントとさせていただきます。


さて、冬の間からコツコツと進めていたDIY作業がありました。
カインズホームでスタイロフォームを買ってきて、



こんな形にシェープしました。
サーフボードのレール部分のような形ですね。
でも、ボードの補修ではありません。あるモノのパーツの一部を作っていたのです。



通販で材料をコツコツと集めていき、バンダアチェの旅から帰ってきてから本格作業に入りました。
これもサーフボードの補修に使う材料ですね。
スタイロフォームは従来のサーフボードに使うポリエステルレジンを使うと溶解してしまいます。
スタイロフォームにはEPSサーフボードに使うエポキシレジンが必要なのです。
ご存知のとおり、ポリエステルよりもEPSエポキシの方が何割か強度が上がり丈夫に作ることができます。



シェープし終わったスタイロフォームをエポキシグラスでラミネートするために
ダンボール箱を細工して作業スペースを作りました。



エポキシレジンに硬化剤を入れてかき混ぜ、



ガラスクロスに染み込ませていきます。
ここまではボードの修理と同じ作業ですが、エポキシレジンにはちょっとした問題があります。
それは、ポリエステルレジンと違い、エポキシは硬化しにくいのです。
固まるまでに最低でも4時間は待たなくてはなりません。次の作業まで待たなくてはならず作業効率が悪いのです。
早く硬化させるためには高温の炉に入れて硬化を促進させる方法があります。



そこで思いついたのがダンボール箱を繋げたモノと、布団乾燥機。
これで50℃くらいまで温度を上げる炉が完成です。



硬化が終わったパーツは非常に固く出来上がったのでサンドペーパーではなく、ディスクグラインダーでサンディングして整形し、紙やすりで仕上げました。
これはEPSエポキシのサーフボードを作る工程と同じです。
何時かは自分のボードを自分の手で作ってみるのが夢ですが、この作業を通してボード作りが難しいことを思い知らされました。
実は、仕上げがなかなかうまくいかず、最終的にはデコボコをパテ埋めしました。サーフボードではそんなことはできません。サーフボードのシェーパーは、やはりプロフェッショナルなんだなと思いました。

最後に1日ひと吹きづつ1週間ほどかけてちょっとづつ塗装してGW前にようやく完成しました。

さて、このパーツはクルマのエアロパーツの一部です。
買って半年位で壊してしまったフロントスポイラーを自分で修理したことを以前のブログにも書きました
この時はまた壊す可能性も考えてぶつけても同じ場所だけが外れるように接着してあったのです。
それが、いつの間にか気づかぬ間に脱落して無くなってしまったのです。



この部分をより強い材料で作り直したわけです。
もちろん修理工場でパーツ交換してもらえば楽チンですが、ざっと20万円は下らないという見積もり。
そんなお金があれば、もう一度バンダアチェにサーフトリップができますから。

それに何時かは自作したいサーフボード製作のトレーニングにもなりますから一石二鳥なのでした。
でも、こんな小さなパーツ一つ満足に作れなかったので、ボードの製作はかなりハードルが高いと思います。

やはり、プロは凄いなとつくづく思い知らされました。

    作業は続く。  


Posted by エディ タチカワ at 22:20Comments(2)インサイト

2010年12月07日

対極の2台

今朝、新聞見てびっくりしました。
川辺町で殺人事件。
うちのマンションから100mくらいの場所でした。
私の部屋から見えるし・・・。

うちのマンションの駐車場に最近この青いクルマが引っ越してきました。



赤と青
電池とモーターを積むエコカーと大馬力エンジンを積んだスポーツカー
静かなモーターでのんびり走るクルマと野太い咆哮のエンジンで激しく攻めて乗るクルマ


どっちが優れているかということはその人個人の価値観でしか判断できません。
主張し合えば意見は対立します。
その価値観を他人に押し付けようとするから世の中にトラブルが発生するのです。

人は皆、何らかの目的を持たされて生まれてきたのではないでしょうか。
大自然のシステムに無駄な存在というものはないと思います。

争うことは膨大な無駄を生みだすこと。
しかし、争うということも自然の摂理なのかもしれません。
争うことによって人が死ぬことも「自然淘汰」という必然なのかなとも思います。
某役者が殴られて大ケガをしたことも自然の摂理なのかも(笑)

クルマも生物と同じように時代とともに進化しています。
どちらかが絶滅する日も来るかもしれません。でもそれで優劣がつくものとも思えません。

地球上の生命全てがそうであるように、多様性があるからオモシロイのだと思います。
みんな違うから大自然のサイクルがまわっているのだとおもいます。  


Posted by エディ タチカワ at 21:09Comments(2)インサイト

2010年03月23日

マイミク CR-Z

最近、mixi仲間のハンドルネームにCR-Zというい文字列が加わったマイミクさんが何人も出てきて、エエエ???・・と思っていました。



まさか!CR-Zを買ったのかなと見に行ったら、そうではなくて、mixiのハンドルネームにCR-Zと入れると新車のCR-Zを抽選でプレゼントするOle! Ole! CR-Zキャンペーンだったようです。



すでに70万人以上の人が名前を変えているうえ、これを見た人は「何だ何だ」と見に行く訳ですからクルマに興味のない若者にもCR-Zとは何かを認知させるかなりの効果が期待できますね。よくも新手のキャンペーンを思いつくものですね。

さて、先日BS-Japanの『ガイアの夜明け』を録画したところ、こんな番組がありました。



番組のほとんどはCR-Zの発売1年前から開発現場を密着取材したドキュメンタリーでした。以前、同じ日経スペシャルの『ルビコンの決断』で、プリウス開発秘話を観たこともありましたね。



今時、最も販売が苦戦しそうな小型スポーツカーをいかに魅力ある新しい価値観で作り込み、人々に訴え、同時に若者のクルマ離れに一石を投じるか。

なかなか興味深い内容だったです。



私はこのアングルからの見たCR-Zが一番魅力的に感じます。     (前から見ると、怒ったウーパールーパー・・・・(^_^;)
かつてのCR-Xと初代インサイトを融合したようで、ホンダ以外の何者でもない個性を放ってると思います。



現社長の伊東さんはNS-Xの開発主任だったバリバリ走り屋の技術畑の人。作業着が板についているのが本田宗一郎以来のDNAを継ぐ人材の証なのでしょうか。

ところで、CR-ZのテレビCMは私にとってはどこかで観たようなイメージです。



下は、STAR TREKシリーズの『ENTERPRISE』のオープニングです。
古代の遠洋航海カヌーからエンタープライズに至るまでの宇宙船の進化を描いています。


ホンダの担当者はトレッキー(注釈:スタートレックおたくのこと)なんでしょうか。

どうもマネしたような気もしますが、時代を変える新しい乗り物と言いたかったのだと思います。

マネといえば、明日のeしずブログオフ会、仮装パーティだそうですが、みなさんはどんなキャラクターをマネた格好で来るのでしょうかね。

かなり楽しみです。  


Posted by エディ タチカワ at 12:00Comments(6)インサイト

2009年12月07日

来たよ!補助金

今日、家に戻ったら、こんな手紙が。

差出人は、

一般社団法人 
次世代自動車振興センター


いかにも天下り先法人という名前のような気もしますが・・・。

6月末に購入したインサイト。
待てど暮らせど来なかったエコカー補助金。

ようやく来ました。
申請から5カ月。

こういうのをお役所仕事と言うような気もしますが・・・

ここは、お役所ではないか・・・・。



買い替え前に売ったクルマは5年しか乗っていなかったで、
補助金は10万円だけです。
(aviso資金に充てたいですねえ)

でも、インサイトの本当の経済性はこれから先が効いてくるんです。

まもなく半年で走行距離1万キロになります。
ここまでの平均燃費はリッター21km。ガソリン消費量はおよそ476リットル。
前に乗っていたウィッシュ(1800cc)ならリッター12km。ガソリン消費量は833リットル。
その差は357リットル。リッター120円で換算すると4万2840円の差額。

1年間で約8万5000円のガソリン代が浮くということになります。
(毎年、ボードを買い換える言い訳ができるかな)
5年間で42万5000円安く乗れると言う事なんです。
9年乗るとなんと76万5000円のガソリン代が浮きます。

これがハイブリッドカーを選んだ最大の理由です。

  


Posted by エディ タチカワ at 23:40Comments(2)インサイト

2009年09月20日

このヒップに魅せられました

一応、完成形の愛車です。昨日は坂井港で波しぶきを浴びて塩で真っ白になってしまったので、買ってから2度目の洗車をスタンドでしてもらいました。きれいになったので記念撮影。



このボリュームのあるヒップに魅せられています。いい歳をして全くバカですね。

当初はエコカーなので完全なノーマルのままで使うつもりでした。
ところが、ネットで情報を集めているうちに『無限インサイト』の動画を見つけてしまったのです。



「ゲゲ、カッコいい、タイプR みたい」
この時点で、すでに昨年中に予約して納車目前だった大人気車新型プリウスをキャンセル(@_@;)
というわけで、インサイトに無限エアロを纏うことにしたのです。売る時も『無限』のネームバリューで少しは高く売れそうですし・・・。

そのうえ、納車までの2カ月の間に、こんな画像を見つけてしまったのです。



エムズスピードがリリースした、ゼウス・グラマラスラインエアロのデモカーです。
スーパーカーみたいなリアビューにヤラレました。

結果がご存知この形



ウエストラインより上は無限、下はエムズスピードのエアロパーツ。まさしく混血のハイブリッド仕様になりました。



修理したフロントスポイラーも言われて近づいて見たり触ったりしないとわからない程度に治せました。



現在はダクトのメッシュ部分がアルミ地金のままですが、エムズのデモカーみたいに黒でペイントするかどうか悩んでいるところです。ますますバカが加速中。



このクルマの迫力には敵いませんが・・・


  


Posted by エディ タチカワ at 15:53Comments(2)インサイト

2009年09月11日

インサイト クルマ弄り その3 エアロの修理

今日は4時起きしたものの、やっぱり波はなく、そのまま事務処理の仕事に専念しました。
おかげで午前中に銀行や郵便局にも行けて、とりあえずの急ぎの仕事は片付きました。
そこで、フロントスポイラーの修理をしました。



お話は、先週インサイトに羽根が生える前日のことなのですが、
家に帰ると妻が「クルマがたいへ~ん」と言うので見て見たら。



フロントスポイラーの下辺が・・・・・・ありません(>_<)



車止めに引っかかってもぎ取れてしまったようです。



クルマ屋さんで修理見積もりをしたら、新品交換と費用が変わりません。
どうせ新品と交換するなら修理に挑戦しようと思いました。失敗しても元々です。
このエアロパーツは素材はFRP製です。つまり、サーフボードと全く同じ素材です。
サーフボードの修理は普段から自分でやっているのでできるはずです。

というわけで、緊急手術となりました。



先ずは、ささくれた部分を切り取ります。



これはサーフボードの修理キット。
最近はサーフボードの素材が新素材になってしまったので、もはや使われずにいたのです。



ポリエステル樹脂に硬化剤を入れかき混ぜます。



ガラス繊維のクロスをポリエステル樹脂に浸け、エアロパーツの裏側に貼りつけていきます。



硬化したらとりあえず復元に成功です。今回はあまり頑丈には補強しませんでした。
一度壊した場所は、また壊す可能性があるので、衝撃が加わったら同じ場所が取れるようにしました。
また、同じ理由から、あまり丁寧には直しませんでした。
旨い具合にあまり目立たない部分でした。幸いにも壊れても目立たない部分の破損で済むようなデザインでした。

実は、ここまでの作業は先週行いましたが時間が無くなり、続きを今日行いました。



今日の作業は接続箇所の表側の見栄えを良くするためパテで段差を埋めます。
先ずは、サンドペーパーをかけて、パテののりを良くします。



作業が楽なエポキシ系のねんどパテを使いました。



ゴム手袋をはめた手でパテを伸ばして密着させます。

ここで、一旦終了です。パテの硬化に時間がかかるのです。
妻が仕事で清水のレオリブレスポーツクラブに行くと言うので、私も作戦会議のためSHIMIZU宇宙港へ。



メロン提督による修理状況の視察です。

提督も少し元気になられたようでちょっと安心しました。もうちょっと食べて太りたいですね。
提督の視察中、私はアペゼ司令長官と次の戦闘の作戦会議。ようやく散髪ができました。
アペゼさんの自動洗髪機、そしてメグちゃんのマッサージはとても気持ち良くて、ついうとうとしてしまいます。



夕方家に戻るころにはパテの硬化が進んだので、サンドペーパーをかけて成形しました。



そして、マスキング。



下地塗りのあと、ホンダ純正色のミラノレッドで塗装しました。



突貫工事でしたが、まあまあの出来ではないでしょうか。

実はこのブログを書きながら、塗装の上塗りを重ねているところです。
今夜中には完成する予定です。  


Posted by エディ タチカワ at 22:23Comments(14)インサイト

2009年08月25日

バスは社会の大切なインフラだと思うのですが

今日は常葉短期大学保育科の小児救急法講座でした。
昨日のうちに会場準備をして機材搬入も終わっていたので久々にバスで出掛けました。



私は、必要でない限り極力クルマを使わないようにしています。
市内の短距離移動やグランシップへの通勤は自転車。雨なら電車を使うようにしています。
理由はエコ(ecology)と同時に、エコ(economy)でもあり、健康管理(メタボ予防)とサーフィン(脚力の強化)のためでもあります。

今日は実家に近い北街道の市民文化会館前から瀬名の東部団地までバスで移動しました。
バスの運賃は片道340円、往復で680円でした。結構な運賃にちょっとびっくりしました。

なぜなら往復20㎞以下の距離なのでハイブリッド車インサイトならガソリン代100円以下で往復出来てしまうからです。



つまり、ハイブリッドや電気自動車などの燃費が安いエコカーがどんどん増えていくと、バスや電車といった公共交通機関は経済的に太刀打ちできなくなってしまうのです。
バスや電車の利用者が減ると、路線廃止などに追い込まれてしまいます。そうなるとクルマの運転ができなくなったお年寄りは足を奪われることになってしまいます。

これからますます高齢化が進むでしょう。そんな時にエコカーが社会の交通インフラを破壊して弱者である高齢者をますます窮地に追い込む可能性に気付きました。

実際にハイブリッド車に乗ってみると、これまで気付かなかったことに気付かされ、いろいろ驚くことがあります。  


Posted by エディ タチカワ at 22:34Comments(10)インサイト

2009年08月21日

インサイトの魔法

インサイトに乗り始めて間もなく1カ月になります。1か月で3000kmを越えてしまいました。一昨日初めて洗車してワックスがけもしました。


この1カ月で劇的に変化したものがあります。
それは、走り方です。

海に行く時は時間の節約のために高速道路を使うことが多いのですが、今まではほとんど追い越し車線を120~130km以上で走っていました。ところがこの車になって走行車線を100km前後で走るようになってしまったのです。

インサイトはクルマが遅いわけではありません。前に乗っていたウィッシュなどと比べるとモーターアシストの力で圧倒的に加速が早く、エンジンをぶん回せば甲高いホンダサウンドが聞けるので、ハンドリングの良さも相まって走り屋をも満足させてくれます。

でも、この車に乗ると洗脳されてしまうのです。
走り屋をエコ・ドライバーに変身させてしまう魔法の装置が付いていたのです。



それはメーター類です。いわばインターフェイスの力なのです。

スピードメーターと他のメーター類が分割された2階建てのメータークラスターは最初戸惑いました。見づらいと感じていたのですが、ここがポイントだったのです。

上段のスピードメーターの背景はアンビエントメーターと言ってアクセルを優しく踏んでエコ運転するとグリーンに、エコ運転でないとブルーに色が変化します。
普通、運転時はスピードメーターくらいしか見ていませんね。そうすると必然的にこの色が気になるのです。この独立したメーターはこのグリーンのアンビエントメーターのに無意識のうちに意識を集中させてしまいます。
そして、これがブルーに変化すると「あ!エコじゃない」と罪悪感すら感じてしまい、アクセルを戻してしまいます。



さて、これに慣れてくると次は燃費計が気になってきます。
下のメーターパネルの中央はアナログ式の大型のタコメーター(エンジン回転計)です。スポーツカーで一番主要な計器といえばタコメーターでしょう。
ここがホンダらしいところで、真ん中にある一番大きなメーターがタコメーターなのです。走り屋の気持ちを高揚させてくれます。トヨタのプリウスにタコメーターはついていません。


          これが海に行く時の平均的な燃費と走行距離です。

しかし、これにも魔法があるのです。中央にデジタル表示のマルチ液晶画面が付いていて、ハンドルについているスイッチで各種表示を切り替えられます。ここに意識が行ってしまい、タコメーターの存在はほぼ意識の外になってしまいます。


        左写真 エンジン全気筒休止して、電気だけで走る時間も結構あります。

このマルチウインドーの中でも一番気になるのが平均燃費計とその下の瞬間燃費計の画面です。
アクセルを強く踏むと瞬間燃費計のバーグラフが一気に縮みます。
上の平均燃費計もじわじわと悪化していくのです。


これまでの自慢の最高燃費 国1バイパス静岡市丸子IC~掛川市宮脇IC間(33.1km)をガソリン1リットル(約120円)足らずで走りました。

こうなると意地でも燃費を悪化させたくないと思うのです。

走り終わって家に着くとやはりこれが気になります。これが記録として残る訳です。
燃費記録が悪いと、負けず嫌いにとっては悔しくてたまらないということになってしまいます。

おまけにカーナビに総合評価点まで明示されると、完全に悔しさ爆発ということになります。これはナビを携帯電話で繋ぐと全国順位まで出てしまうという恐ろしさ。



負けず嫌いの走り屋ほどエコ運転に熱中してしまうというカラクリです。

そう言う訳で、動力メカニズム的にはトヨタプリウスの勝ちですが、インターフェイスではホンダインサイトが勝っているかもしれません。

私はこれまでのウィッシュでも、結構燃費には気を使っていて燃費計で13km/L以上、実燃費でも12.6km/Lくらいは走らせていました。
しかしインサイトを運転してみてわかったことですが、運転の仕方で極端に燃費は改善するのだと感じました。上記の31km/Lから市街地でムキになって走った時の14km/Lまで大幅な違いがあります。プリウスで通勤している友人も平均で19km/Lぐらいだと思っていないとがっかりするよとアドバイスしてくれました。普通の街中の走り方ではインサイトもプリウスも燃費は20~23km/L程度になってしまいます。これを逆に考えると、エコ運転の努力をすればエコカーでなくても燃費は改善すると思います。

全てのクルマにアンビエントメーターを装備してエコ運転を学習し、アイドリングストップを装備すれば、ハイブリッドでなくてもかなりのエコ運転は可能だと思います。



その努力は、アレに似ています。
そう、ダイエットです。意識して努力すればじわじわと効果がでてくるのですが、気を緩めると一気に悪化してしまいます。

エコ運転はダイエットに非常に似ています。
インサイトのインターフェイスのようなカラクリを考え、ダイエットにも競争心を持ち込めばメタボ対策もうまくいきそうな気がします。誰かがきっと考えそうですね。  


Posted by エディ タチカワ at 06:18Comments(2)インサイト

2009年08月17日

インサイトに乗るということ

昨年のガソリン価格高騰、その後のリーマンショック後の大不況。
そんな時代に低燃費で価格も安い新型ハイブリッドカーのインサイトが誕生し、私も買い替えました。



もっともホンダはこの車に他の名前を付けるつもりだったらしいのですが、欧米の関係者の意見で2代目インサイトを名乗ることになったようです。
実は1999年欧米では、初代インサイトが初代プリウスよりも先に登場し、燃費でも勝っていたため最初のハイブリッドカーとしてのネームバリューが高かったのだそうです。

その後、実験車的な初代インサイトは消え、エコなイメージを前面に押し出したプリウスはハリウッドスター達に愛用され、新しい価値観のステータスシンボルとして北米で大ヒットし、今に至ります。
つまり、現在のハイブリッドカーの高いイメージを作ったのはプリウスの功績です。また、フォードも自社のハイブリッドカー・エスケープをハリウッドスター達に配り、オスカー受賞式に出席させたことも全米にテレビ中継されイメージアップにつながりました。

つまり、ハイブリッドカーは「エコロジーに配慮するインテリジェントな人が乗るクルマというイメージ」を植え付けることに成功したのです。
それが世界で100万台以上の販売につながっているのだと思います。



さて、ハイブリッドカーは確かにガソリンの消費量が半分近くになりますが、果たしてそれが地球環境問題に直接的にどれだけ貢献するかは未知数だと思います。

地球環境問題の解決は人類にはしょせん不可能なものだと私は思っています。
環境問題は消費社会の大幅なダイエットが大前提として必要です。でもそんなことをしたら物は売れなくなり失業者が溢れ社会不安が増大します。
人間は、自分のダイエットだって殆どの人が全うできません。そんな人類に地球環境問題解決は無理でしょう。

でも、ダイエットに成功する人も大勢います。
それは、自分は他人よりも美しくなりたい、カッコ良くなりたい、健康になりたいという自分自身の一種のエゴ(egoism)が優先する人の場合でしょう。

エコ(ecology)も同じ発想でなくては成功しないと思います。いわば、エコ・カッコいい自分を演出したいというエゴがあるかどうかだと思います。



プリウスやインサイトを選ぶ人の多くはエコ(ecology)だから選んだのではなく、減税でエコ(economy)だし、地球環境に貢献しているかのようなイメージを作り出すことができるという一種の見栄からなのではないでしょうか。

でも、それでも無意味にガソリン撒き散らして平気でいる人よりは少しは良いのかな。  


Posted by エディ タチカワ at 22:31Comments(4)インサイト