2016年12月24日

金谷宿→掛川宿 東海道ウォーキング下見

今日はお休み。
風が北西に変わり弱まってきたので豊浜は狙い目だなと思いつつ朝起きたのですが・・・
寒いので行く気が無くなってしまいました(笑)
なんだかもう今年のサーフィンは終了したような気分なのです。

ゆっくり起きて、天気も良いので妻とウォーキングの下見に出かけました。

金谷宿→掛川宿 東海道ウォーキング下見

今回のコースは金谷駅から旧東海道の小夜の中山を越えて日坂宿、そして掛川駅までのコース。
妻がコーディネートをしている東京の旅行社の東海道五十三次ツアーでは2月末から3月にかけてこのコースは6回催行されることが既に決まっています。
ウォーキングのツアーというと気軽に参加できるように感じますが、日本橋から京都三条大橋までを分割して毎月1回づつ東海道を歩くとなると、3年以上の期間と交通費や宿泊費で300万円以上のツアー代金が必要となります。ですから参加者はそれなりの時間と収入・財産のある年配の方となります。当然、食事や案内人の質もレベルの高いものが要求されるのです。そこで、情報集めが重要なのです。

先ずは金谷駅の観光協会で妻が情報収集のため職員の方と打ち合わせ。

金谷宿→掛川宿 東海道ウォーキング下見

駅の西側を登るとすぐに金谷坂石畳の登り口。

金谷宿→掛川宿 東海道ウォーキング下見

復元された石畳ですが、急な坂道です。

金谷宿→掛川宿 東海道ウォーキング下見

坂の途中にあるのが有名な「すべらず地蔵」

金谷宿→掛川宿 東海道ウォーキング下見

すべらないということで、受験の合格祈願も多いようです。

金谷宿→掛川宿 東海道ウォーキング下見

牧之原台地の稜線に出てしばらく歩くと諏訪原城。その先は菊川坂の下りに入ります。

金谷宿→掛川宿 東海道ウォーキング下見

坂の正面に粟ヶ岳の『茶』マークがよく見えます。

金谷宿→掛川宿 東海道ウォーキング下見

坂を下ったところが菊川宿。
菊川の上流に位置しますが、ここは菊川市ではないのです。
旧東海道の金谷宿と日坂宿の間に設置された「間宿」(あいのしゅく)なのです。
間宿菊川の里会館という所に菊川の地名の由来となった『菊石』がありました。
会館は日曜しか開館しないようですが、トイレは使えました。
トイレの位置やキレイかどうかも重要なチェックポイント。

金谷宿→掛川宿 東海道ウォーキング下見

なるほどですね。
こうして普段行かない場所を歩くと知らないことがいっぱいです。

金谷宿→掛川宿 東海道ウォーキング下見

菊川の集落を抜けると再び登り。これが予想以上に急な登りでした。
茶畑の間を抜ける細い道は舗装路ですが、なかなかな坂道。
年配の方にはかなりきついかなと思います。

金谷宿→掛川宿 東海道ウォーキング下見

ひと汗かいて登りついた場所にあるのが久延寺。
夜泣き石伝説に出てくる住職のお寺。

金谷宿→掛川宿 東海道ウォーキング下見

境内には夜泣き石があります。
そしてその先には、

金谷宿→掛川宿 東海道ウォーキング下見

子育て飴で有名な扇屋さんがあります。

金谷宿→掛川宿 東海道ウォーキング下見

子育て飴をいただいたのは子供のころ以来で、何十年ぶりでしょうか。
まだ日坂のバイパスが無い昔、旧国道1号線沿いの店で父がよく買ってきてくれたものでした。

扇屋さんも店を守ってきたおばあさんが亡くなった後は、近所の方たちで管理しているそうです。
妻が管理人さんと打ち合わせ。
土日祝日しか営業していないので、ツアーがある日も店を開けてもらう交渉などいろいろ話しました。

金谷宿→掛川宿 東海道ウォーキング下見

扇屋さんの先はゆるい下り坂となります。
途中には松尾芭蕉をはじめとしたさまざまな歌碑がありました。

元々夜泣き石があったという場所を過ぎると最後に急な下り坂となり日坂宿へ。

金谷宿→掛川宿 東海道ウォーキング下見

本陣跡は広場になっていました。
日坂宿は旧東海道の中でも最も昔の風情を残している宿でもあります。

金谷宿→掛川宿 東海道ウォーキング下見

数件の旅籠の建物があり、

金谷宿→掛川宿 東海道ウォーキング下見

内部は自由に見学できます。

金谷宿→掛川宿 東海道ウォーキング下見

川坂屋さんには地元の観光ボランティアの方が詰めていて、解説してくれます。
ここで情報収集とボランティアの方たちと打ち合わせ。

金谷宿→掛川宿 東海道ウォーキング下見

その先にはメロンパンが人気の岡パンさん。
ここでメロンパン他を買いました。
岡パンの奥様が、
「食べるのならこの先の事任(ことのまま)八幡が気持ちいいよ」と教えてくれました。

金谷宿→掛川宿 東海道ウォーキング下見

事任八幡は最近若い人たちからパワースポットとして大人気なのだそうです。

金谷宿→掛川宿 東海道ウォーキング下見

境内にはこの巨大な楠木の他、杉の巨木がいっぱい。
いいパワースポットですね。

さて、ここから掛川駅までは旧国道1号線に沿っての単調な道。

金谷宿→掛川宿 東海道ウォーキング下見

途中に一里塚などはあるもののそれ以外で旧東海道をイメージさせるものは少なくなります。
ひたすら歩け歩けとなります。

金谷宿→掛川宿 東海道ウォーキング下見

先日、この仕事を受ける準備として新しいウォーキングシューズをアラジンで買いました。
以前、海野店長に足のサイズを正確に測ってもらいニューバランスでサイズ合わせをしてもらったことがありました。
ニューバランスはウォーキング専用のシューズの開発ではアシックスとともに他社よりも一歩先を行っていると思います。
この880も履き心地も良く、ホールド感ばっちり、掛川駅まで全く快適に歩きとおせました。

金谷宿→掛川宿 東海道ウォーキング下見

掛川の宿に入り馬喰橋を渡り「菓子処もちや」に寄り、
掛川名物と言われている『振袖餅』を買いました。
聞くところによると、すぐに売り切れてしまうので地元の人でもなかなか買えないとか。

さて、掛川駅の手前にはお茶の大村園があるのですが、お店を目前にして東海道は直角に曲がってしまいます。
そしてまた曲がり、その先もまた直角に。
これが掛川城の防御のための七曲りなのでした。
おかげで大村園は素通り(笑)。
まあ、今日は営業時間に間に合いませんでしたのでいずれまた。

金谷宿→掛川宿 東海道ウォーキング下見

最後に掛川駅の観光協会により、情報収集と地元ガイドの打ち合わせをして今日の下見を終了しました。

小夜の中山は毎週1回は海へ行くためにバイパスか旧国道1号線で通過していました。
しかし、旧東海道を通るのは初めての事でした。
江戸時代の人はこんな道を通行していたんですね。
道筋にはいくつもの名所旧跡があり興味深いものがまだまだ埋もれていそうです。
しっかり調べて備えたいと思います。



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