2011年07月29日

困難な断捨離 2

昨日はいくつかの打ち合わせなどがありましたが、合間に母の家の片付けの続きをしました。
応接間の本棚には重くて大きな美術全集が並んでいて、これをどうするか大問題なのですが、先ずは片付けられそうな物から選別をすることにしました。
自分の古い本も出てきました。
これは高校生から大学生のころに読んだも本です。

困難な断捨離 2

高校時代、小説などは一切読まず、こういった新書ばかり読んでいました。
こういう本がおもしろくて10冊くらいづつ買ってきては貪るように読みました。
この頃の国語の試験の時、試験問題が小説の一文から出題されると成績は最悪、でも論説文から出題されると満点に近いという現象が生まれました。
板坂元、渡辺昇一、川喜多二郎などが論理的でお気に入りでした。
この頃に読んだこれらの本が私をスポック的な発想にしたのかもしれません。

困難な断捨離 2

大学時代は探検部に所属。こうした本は片っ端から読みました。
本田勝一などに共感して、反体制的な発想に親近感を持つようになりました。

こういった本は自分の中に染み込んでいるであろうということで断捨離実行。

困難な断捨離 2

大学生時代にはサーフィンの影響でこのような小説も読むようになりました。
18歳の時にホールアース・カタログの影響を受けた雑誌『POPEYE』が創刊、山と渓谷社から『アウトドア・スポーツ』が創刊されパタゴニアのイヴォン・シュイナードを知り影響を受けてサーフィンを始めました。
当時は遊びもファッションも若者文化はカリフォルニア一色でした。

困難な断捨離 2

角川書店は片岡義男の小説で時代の波へも乗りました。
装丁の写真も西海岸とハワイで、ハワイ生まれの日系人だった片岡義男の小説はブームとなり映画化もされました。

困難な断捨離 2

その装丁写真のイメージキャラクターである女性のオートバイ・ライダーがこの写真の女性。

困難な断捨離 2

ハワイのサーフショップ「Local Motion」のTシャツを着たこの女性。
当時としては思い切りカッコ良かったですね。憧れました。

実はこのモデルの女性、静岡県民ならテレビでよく観ていたあの方なのです。
富士宮の朝霧高原に在住し、先日までエンチョーのエンジョイDIYにレギュラー出演していた軽いオバサン、山村礼子さんなのです。
装丁写真のイメージやファラオ・ラリーに優勝していた頃のカッコ良さとエンジョイDIYのオバサンぶりとのギャップに衝撃を受けましたね(笑)

そんな山村礼子さんが、まだ三好礼子の名前で活躍していた時代に一度お会いしたことがありました。

困難な断捨離 2

3人とも30歳くらいの時です。三好さんが胸にリボンをつけているのには訳がありました。
確か、妻が「女性の生き方」についてのミズ・コンテストに応募して、決勝大会が東京赤坂のキャピトル東急でテレビ収録された時です。司会は高島忠夫夫妻で、フジテレビの番組でした。静岡では放送されなかったのですが三好礼子さんは世界で活躍する女性としてゲスト審査員でした。
その時のゲスト審査員が異色のメンバー。
彫刻家で当時映画『エーゲ海に捧ぐ』で大注目だった池田万寿夫さん、奥様で世界的なバイオリン奏者の佐藤陽子さん、そして当時流し目でオバサンたちのアイドルだった俳優の杉良太郎さん。それに三好礼子さんの4人だったのです。
この4人がキャピトル東急のロビーのソファで差し向かいで休んでいる風景はまさに異色。
私はそこに近づいて
「三好さん、サインください」と言ってスウェットシャツにでっかくサインを書いてもらいました。猫のイラスト入りでした。あの頃から妙に乙女チックな変なノリがありましたね。
そして、超有名人の後の3人を無視してその場を去りました(笑)。

あの頃の三好礼子さんはカッコ良かったです。
世の中で一番カッコいい女性だと思いました。

なんてことを思い出していたら、時間がなくなってしまいました。
困難な断捨離はまだまだ続くのだ。


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Posted by エディ タチカワ at 10:00│Comments(8)お気に入り・お楽しみ
この記事へのコメント
流石ですね~!

30代の写真を堂々とお披露目できるのは、エディ様ならではです♪

端正なお顔を凝視していたら、NHK朝の連ドラ「おひさま」に出演の茂にいちゃんを思い出しました(^^)

2.5枚目で憎めなく優しくて、落ち着きがなく昭和の匂いが・・・
格好いいと思ってるんですが、伝わりました?(^^)v
Posted by 山ちゃん at 2011年07月29日 17:25
片岡義男さんの小説 懐かしいです
私も20代のころ よく読んでいました
まだ家に何冊か残っていたのですが 会社のアフリカの子供たちに本を。。。というプロジェクトに本を寄付するために整理した時に
処分しました
まだ小説書かれているんでしょうか?
懐かしくて コメントしちゃいました
Posted by TomoyoTomoyo at 2011年07月29日 19:50
山ちゃん

この頃、会社の女性社員が私の20代の写真を見て
「10年前のエディさんの彼女になりたい」と言われたことがあります。
そう、10年前の・・・なんですよ~(>_<)
年々人気が凋落し、今や妻にも相手をしてもらえません(T_T)

「おひさま」ハマってます、今日もうるうるしてしまいました。
医者になろうかな。
Posted by エディ タチカワエディ タチカワ at 2011年07月30日 15:07
Tomoyoさん

コメントありがとうございます。
80年代は片岡義男の時代でしたね。
浅野温子さんもスローなブギにしてくれでブレイクしましたしね。

今も何か書いているらしいのですが、
どうしているんでしょうね。
Posted by エディ タチカワエディ タチカワ at 2011年07月30日 15:29
エディさん

今時の女性社員は、大胆発言が出来るのですね(*-*)
「彼女になりたい」程度は大胆じゃないですかね~?
エディさんが『今でもいいよ♪』って応えた時の反応が知りたいような

 夢は大きく、望みは高く・・・平成の「仁」でお願いします(ペコリ) 
Posted by 山ちゃん at 2011年07月30日 15:39
山ちゃん

10年前ってことは、「無理~ぃ」と同義語です。はい。
Posted by エディ タチカワ at 2011年07月30日 23:52
講談社現代新書、懐かしいです!

音楽、絵画、文化論、などかたっぱしから呼んでいたので
この画像の部分だけでもかなりだぶっています。

懐かしさに、ついコメントを入れてしまった
この頃、本が読めずにストレスになりそうな田舎のパン屋です。
Posted by レザンレザンレザンレザン at 2011年08月01日 09:15
レザンレザンさん

現代新書を愛読されていたんですね。
小さくて価格も手軽だったのでいろいろなジャンルの物を気軽に読めましたね。
当時としては最新の情報が毎月つぎつぎと刊行されていて新刊情報をいつも気にしていたように思います。

私も本を読む時間がなかなかとれないですね。
Posted by エディ タチカワ at 2011年08月01日 21:15
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