2014年02月18日

モナリザの微笑み その1 (フィリピン ラ・ウニオン)

今回の旅は申し込みが遅くなってしまい、当初予定していたチャイナエアラインが満席で、やむをえず日本航空を取ってもらうことになりました。
チャイナエアラインはサーフボードの運賃が無料(ただし1本だけ)なのですが、日本航空は往復で2万円以上のエキストラチャージがかかってしまうのです。現地でレンタルボードを借りた方が圧倒的に安上がりなので今回はボードを持たずに旅に出ました。
身軽な一人旅なので新幹線で成田へ。

モナリザの微笑み その1 (フィリピン ラ・ウニオン)

大雪でたいへんなことになっていた日本列島なので、もしもクルマで行こうと思っていたら東名高速通行止めでアウトだったでしょう。
今回のJALは朝のフライトだったので前日の15日に成田泊。
じゃらんネットで予約した成田ゲートウェイホテルは空港送迎付きで1泊3600円ながら、ちゃんとしたビジネスホテルでした。ホテル間の競争が熾烈なのでしょうね。
おかげで遅刻の心配ナシで空港へ。

モナリザの微笑み その1 (フィリピン ラ・ウニオン)

早めに空港へ行き、朝食をとりました。

モナリザの微笑み その1 (フィリピン ラ・ウニオン)

これまで合計すると100回くらい飛行機に乗っていますが、私にとって一番相性が悪い航空会社がJALなのです。旧日本航空時代はフライトアテンダントの態度がアメリカ系の航空会社よりも高飛車な感じがして苦手なのでした。
一番たくさん乗ったNorthwestなんかは、本を読んでたりすると、アテンダントが「それ、私も読んだことがあるんですよ」と気軽に声を掛けてきたりしてですね、フライト中仲良くお話ができたりして・・・・って、結局そっちかよ目的は。

今回も駐機中にエンジンの排ガスが機内に流入して、石油ストーブが不完全燃焼してるような臭いが充満してしまったり、

モナリザの微笑み その1 (フィリピン ラ・ウニオン)

いきなり映像システムの故障でビデオが観られなかったり・・・乗務員の努力で約30分後に復旧しました。
今回は気合を入れてJALのカード作ってきたのに・・・ちょっと心配。

モナリザの微笑み その1 (フィリピン ラ・ウニオン)

映画のプログラムに観たかったけどまだ観ていなかった『ゼログラビティ』があったのでラッキー。
でも、この飛行機は何かにぶつかって分解しないだろうなあ。

モナリザの微笑み その1 (フィリピン ラ・ウニオン)

『ゼログラビティ』を観ながら食事してると、つい食べ物が空中に飛び散っちゃわないか心配になったりしてしまいます。

モナリザの微笑み その1 (フィリピン ラ・ウニオン)

映画の後は、トリップに行く時のお約束。
その国の歴史や社会・政治についてのお勉強。
静岡にも多くのフィリピン人が住んでいて身近な国だという印象を持っていましたが、本屋や図書館でフィリピン関連の本を探しても意外なほど少ないことに驚かされました。
みなさんは、現在のフィリピンの大統領の名前を言えますか?

モナリザの微笑み その1 (フィリピン ラ・ウニオン)

私が初めてこの空港に降り立った翌年の1983年にここで暗殺された「ニノイ」ベニグノ・アキノの名前が付けられたマニラ空港。
ニノイ暗殺をきっかけに民衆がほう起した革命でマルコスが失脚し、ニノイの妻のコラソン・アキノが大統領に就任したのが1986年。そして現在の大統領はその息子ベニグノ・アキノ3世です。

モナリザの微笑み その1 (フィリピン ラ・ウニオン)

新生JALのフライトアテンダントはとても親切でした。
機材の不調はありましたが、倒産の憂き目で危機感を持ったのでしょう。なかなか良いフライトでした。

空港を出たのですが、迎えの係員が見つかりません。
多分、私が大きなサーフボードを持っていてすぐ見つかると思っていたのでしょう。
困っていたら空港の係員が親切なことに携帯電話でラ・ウニオンに電話をしてくれました。
30年前とは大きな違いです。30年前に来た時は、旅行社の社員として行ったのですが、空港の税関で観光局のネームプレートを付けた人が声を掛けてきて、ご案内しますというのでついていったら、ヒルトンではなく売春宿に連れて行かれるというトラブルに見舞われたことがありました。ですから相当に警戒していたのですが杞憂でした。時代は流れ人の意識も変わったのでしょう。

モナリザの微笑み その1 (フィリピン ラ・ウニオン)

お迎えのクルマはこぎれいなハイエース。
街も昔とは大違い高層ビルが並ぶ大都市。
あの時代のひどい臭いも全くありません。

モナリザの微笑み その1 (フィリピン ラ・ウニオン)

庶民の足であるジプニーも外観こそ昔ながらですが、黒煙もうもうではなく、至ってクリーンに見えます。

モナリザの微笑み その1 (フィリピン ラ・ウニオン)

高速道路に乗ると渋滞も無く快適。
途中で早め軽めの夕食のためパーキングエリアに。

モナリザの微笑み その1 (フィリピン ラ・ウニオン)

ドライバーのイングルさんと同じBBQチキンを頼みました。これにスープとアイスティも付いて240円くらいでした。物価は安いです。
この店の隣はオール100ペソ(200円)のTシャツ屋さんでした。

モナリザの微笑み その1 (フィリピン ラ・ウニオン)

途中、ピナツボ火山の噴火による火山灰で真っ白になった川を渡りました。
この国も大きな火山災害が絶えない国ですね。
そういえば、昨年の台風で甚大な被害を出したフィリピン。
「また大災害のあった国に行くの?」と今回も多くの人に言われました。

モナリザの微笑み その1 (フィリピン ラ・ウニオン)

高速を降りて地方道を走り出すと・・・・
やっぱりアジアらしい、激しい追い越し合戦の公道グランプリ状態になりました。
インドネシアやスリランカでも体験した地獄のドライブ。
ここフィリピンでもラ・ウニオンまでの6時間半、延々と続くのでした。


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Posted by エディ タチカワ at 01:05│Comments(0)サーフィンサーフトリップ
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