来たよ！いい波

今週も静岡の海は小波の1週間でした。
そして日曜は西伊豆の松崎行きの予定が入っていました。

先週は下田で1泊でしたおかげで伊豆の波に乗ることができました。
西の季節風が強く吹き続ける冬、波はあっても強風のため遠州灘でサーフィンができる機会がなかなか来ません。
12月のスケジュールを見ると土曜日が全部仕事休みなのに気づきました。
それならば、毎週土日1泊で伊豆に通ったほうが、仕事も楽だしサーフィンができる可能性も高いと考えるに至りました。



そんな訳で、今週も伊豆でサーフィン。やっぱり海水の色が違います。気持ち良いです。
しかし、土日の伊豆の海は静岡よりも混雑します。混雑なら波があっても入る気が起きない私です。
そこで、午後3時にホテルのチェックインをしてから海に向かいました。
この時点ですでに波情報で白浜はコシ～ハラ△40点の高得点がわかっていたのでそわそわしていました。



流石に久々の△40点で人が多かったですが、日没まで時間もないので写真もそこそこに大急ぎでエントリーしました。
伊豆に来た11月以降で一番サイズ的にはある波で、ビーチブレイクらしい早いブレイク。
大きいセットは上手いロングなら掘れる前にアウトからテイクオフしてすぐにノーズライドで突っ走るとロングライドできますが、ショートボードでは形良い波をいい場所から乗らないと捕まってしまう波。



今日もマンダラ アークテールエッジボード5'11"で入りました。
これならばアウトのロングボードは狙わず、インサイドのショートボードではテイクオフしずらい小さめの形の良い波を狙えます。
力が弱い波でもテイクオフが早く、その後もノーズに近いスタンスで前加重すればどんどん加速してくれるからです。
夕闇が迫ってくる時間帯なので乗れるだけ乗っておこうと調子に乗って来る乗る来る乗るを繰り返しておりました。息もゼイゼイ。
そんな中、周りにもバシバシ当て込む上手いショートがいたんですが、私の方が5倍くらい乗るのでイラついていたんでしょうね。
同じ波にパドルしたら大声で怒鳴ってきたので私はパドルをやめました。
ところが、彼のポジションは奥過ぎて結局波に捕まってしまいました。私のポジションが正解だったんですね。
周りの連中もその様子を見ていたので、バツが悪くなった彼は結局遠くへ移動していきました。

こちらには何の落ち度もありませんが、彼を苛立たせるほど乗ってしまったのも大人げなかったかなと思います。
こちらもビジターなので乗り過ぎ注意ですね(笑)




泊まったのは黒船ホテル。
かつてのバブル時代だったら高くて泊まれなかった有名ホテルの一つ。
でも、今回は訳ありのプランですが素泊まり1泊5000円。
素泊まりを選んだのは下田には魅力的な食事処がいっぱいあるからです。
改装工事中のフロアの1室で全てセルフサービスというじゃらん限定プラン。で夕方まで工事の音がするのだけれど、夜は静かなので問題なし。部屋は広々だし、大浴場も広くてゆったり。



じゃらんからオマケの下田牛乳あんパンが付いてきました。嬉しい。



夕飯は徒歩10分足らずの駅前東急向かえのNanZ VILLAGEへ行ってみました。
2年ほど前にできたオシャレな一角。



そのキーテナントのNanZ Kitchinへ入りました。
イタリアンをメインとした洋風居酒屋。
若いスタッフも親切丁寧、下田の文化を盛り上げていきたいという雰囲気にあふれています。

料理も美味しく、値段もお手頃、妻もすっかり気に入り早速店長を捕まえて名刺交換して・・・・
某ミュージシャンのライブイベントをやりたいと売り込み。
私が気になって連れていくお店で、次々とビジネス企画を持ち込む妻。
遊びに来ている時くらい、俺は静かにのんびり呑みたいのになあ・・・まあ、妻にとっては仕事が趣味で、枠にとらわれない様々な企画をやってみたいようなんで、仕方ないですね。凄いと思います。
俺はとっととリタイアしてサーフィン三昧したい・・・でも救急救命の仕事は天職だと思っているからやめませんけどね。


さて、12月10日日曜日。



遅い夜明けはきれいな色でした。
朝の空いた道をバサラ峠を越えて松崎へ。
バサラ峠の東側の観音温泉あたりは路面が霜で真っ白でした。
ひょっとして冬はスタッドレスタイヤがあったほうが良いのかなあ。



9時半から松崎の勤労者体育館前で町民の皆さんとウォーミングアップ。
このウォーミングアップのストレッチのマニュアルも筑波大学から来ていましたが、妻はNASAで開発された最新のヨガの理論を取り入れたストレッチ法を披露。
地元の指導者の人からも是非教えて欲しいとの要望が出てたようです。

ウォーキングの方は、初回という事で体育館から川沿いの道を松崎港までの往復。
でも、驚いたことに、50歳代～70歳代の方が多いのに、川沿いの道を歩くのは初めてという声があちこちから。川を覗いて魚の群れを見つけるとびっくりしていて楽しそう。
伊豆のような坂道が多い土地では移動はクルマばかり、玄関を出て5歩でクルマに乗り、いつも決まった道を往復する毎日だそうなのです。

今回のウォーキングは健康のためと同時に、最終的にみんなで町の魅力的なスポットを網羅したマップを作るという町おこしのベース作りもあるのです。

さて、2回目の仕事も無事終了しましたが、次回のためにコースの下見をしました。



先ずは次回の会場となる松崎町役場に移動し、運動データをアップロードするパソコンを設置する予定の伊豆まつざき荘まで散策。
その先の弁天島もチェックしてみました。



今は陸続きですが、かつては島だった弁天島には厳島神社がありました。



社は99段の石段を登った上にありました。

松崎は知らないところだらけ。



町中に戻り役場近くの中瀬邸へ。時計台が目印です。



時計台の天井裏は漆喰の鏝絵ですね。



入場料100円を払って中瀬邸の中へ。
100円でもスタッフの方がちゃんと解説してくれます。
ここは明治時代の商家。両サイドが防火のためのなまこ壁の土蔵になっています。



桐の箪笥はなつかしいですね。私の祖母は桐の箪笥を使っていました。



奥の離れは松崎町で撮影が行われた映画やTVドラマの資料が展示されていました。



この台本は綾瀬はるかが主演したTBSドラマ版の『世界の中心で愛をさけぶ』です。
映画もドラマも見たことがないのでわかりませんが・・・(笑)



離れに続く渡り廊下の天井は船大工が作ったという船天井。初めて見ました。

中瀬邸を出ると、ウォーキングに参加していた方とバッタリ。
美味しいランチを食べてきた所だというので、そのお店を教えてもらい行ってみました。




ここは『蔵ら』というお店で、地元の女性有志たちが針仕事で作った手芸の品を販売するためにお金を出し合って始めたお店で、後に1コインランチを始めたところ評判になり人気店となっているのだそうです。
メインはサンマ寿司のセット。日替わりは春巻きのランチセットでした。
お店のおばさんたちも元気な人たちで、フレンドリー。
早速妻が名刺を出して、針仕事の技術を生かした、ある製品を作らないかとのご提案。
早速来週、材料とサンプルを持って再訪することになりました。
ああ、なんでもビジネスに繋げちゃう・・・俺はゆっくり飯食いたいです(笑)

ということで、3月末まで週末土日は伊豆の人になりそうな気配です。