2018年11月14日
井川de秋満喫の旅 11月10日~11日
このところ本業で超多忙な毎日を送っていて、ブログもfbもLineも見ている暇が無いほどです。
そんな中、先の土日は久々にぽとんさんと井川の旅に行ってきました。
これだけはブログに書いておきたいので時間を見ては少しづつ書いてようやく書きあがりアップできました。
11月10日の土曜日朝、静岡駅南口のエスパティオ前に集合しました。

今回は井川自然の家が企画するツアー『井川de秋満喫の旅』に参加しました。
井川自然の家の活動に参加しているスタッフでもあるぽとんさんが自ら参加したいと仲間を募っていました。
秋の紅葉の季節に魅力満載のプランだったので私も連れて行ってもらったのです。
観光バスに乗り、最初の休憩場所は横沢。

観光バスの旅は快適です。ぽとんさんと泊りでお出かけするのは何年ぶりでしょうか。
ぽとんさんはバスが発車するやいなやビールです。

富士見峠への道は大型バスにはちょっと狭いのですが、運転手の技量はさすがに高く順調に登っていきます。
紅葉の季節ですが、今年はあまり赤くなっていませんでした。

2時間ほどで大日峠近くの井川自然の家に到着しました。
辺りの木々は美しく紅葉していましたが、盛りは少し過ぎてしまった感じでした。


井川自然の家の現在の正式名称は「静岡市南アルプスユネスコエコパーク井川自然の家」です。
かつての井川少年自然の家と言えば、小学校や中学校の頃に行ったことがあるという方も多いでしょう。
広い食堂でお昼を食べた後、敷地内を散策してみました。


なかなか美しい紅葉です。
でもそれ以上に素晴らしかったのは、


足元に広がる落ち葉の海です。
落ち葉を踏みしめながらゆっくり歩くのは清々しく気持ちよかったです。
やっぱり日本の秋は素晴らしいなあ。

午後は大日峠から井川の村に続いていた道『大日古道』を歩いて下りました。
大日古道は井川ダムが作られた昭和30年ごろまで使われていた道だそうです。

森の中を下っていきますが、ところどころに番号が付けられた観音様の小さな石像が立っていて、道行く人に現在はどの辺を進んでいるのかがわかるようになっていました。現在置かれている石像は新しく設置されたもので、古いものは井川本村に集められています。

結構な距離の急斜面を下るので、年配の参加者には少々たいへんな坂道でした。
大日古道の終点は

井川本村の対岸の湖畔。そうなのです、大日古道はダム湖の底に沈んでいるのです。
現在は道が無くなった代わりの渡船が運航しています。

普段は通行する人もあまりいないので電話で呼び出してきてもらうような形になっているようです。
消滅した道の代わりの渡船なので、船賃は無料で運行されています。

総勢40名ほどなので1回では乗り切れず、ピストン輸送。

こちらの船頭さんはあの有名人のお父様。
井川の英雄、静岡の宝と言ってもいいと思う


山岳王 望月将悟 強くてやさしい本物の山男 ここにあり!
トランスジャパンアルプスレース4連覇の望月将悟さんのお父様なのです。

ぽとんさんは将悟さんを知る前からお父様の正人さんとお母様の仁美さんをよく知っていたのです。
井川だけでなく静岡でも様々な活動に加わっている正人さん仁美さんとは井川自然の家や焼き畑などで一緒に活動している仲なのです。

静岡には宝物がいっぱいありますね。

全員が渡り終え、次は井川まちあるきガイドの方の先導で町歩き。

ぽとんさんはスタッフ顔負けの豊富な知識と気配りで人気者に。

地元の案内人の方の先導で中野観音堂へ行きました。かなり古いお堂です。

代々このお堂を守っている別当の方がこの観音堂の由来をお話ししてくれました。

この辺りで彫られたものではなく、京都なので彫られて運ばれたものではないかとのこと。近くの田畑から古い壺なども出土しているそうです。
井川ビジターセンターまでバスが迎えに来てくれて、井川自然の家に戻りました。
我々2名が泊まる今夜の部屋は・・・

30畳ちかい広さがある部屋!
井川少年自然の家の時代は学校単位の利用がメインでしたからこういう部屋なのです。
この部屋に2人だけなのですから、どんなふうに布団を敷こうか悩んじゃいます(笑)
でも、布団も羽毛布団を使っていたりグレードアップしています。

夕飯も地元の食材をふんだんに活用したメニュで、炊き込みご飯もみそ汁もかなりハイレベルな味でお代わりしちゃいました。
食後は井川神楽保存会の人達が、伝統芸能の神楽を披露してくれることになっていたのですが、井川の主だった方にご不幸があり残念ながら中止となってしまいました。
また、星空観賞会も開かれ、スタッフの方が星座の説明を面白く解説してくれたのですが、星空に雲がかかりあまりきれいには見られませんでした。
11日 日曜日
翌朝は朝食後、バスでビジターセンターに移動。

そこから井川神社に向かって歩きました。

天気の良い朝の空気は澄んでいて気持ちの良いウォーキングとなりました。

そして井川神社にお参りしました。
井川神社は湖底に沈んだ5つの神社を合祀して建てられたのだそうです。
そんな歴史にダム開発の現実が見えてきます。
湖底に沈んだ昔の井川の村にはどんな風景が広がっていたのでしょうか。

そのあと井川大仏まで登り、

こちらの吊り橋へ。
ここは夢の吊橋と呼ばれています。

思いのほかかなりの高度がありました。なかなかのスリル感がありますが、あまり揺れない頑丈な吊橋なので安心です。

吊橋から少し進むと広場に出て、地面にはレールが敷かれていました。

これはダムと資材置き場を繋いで湖畔の崖の上を走っていたトロッコ列車の軌道跡です。
廃線小道と呼ばれています。

レールの脇は落ち葉でふかふかしていて気持ちの良いウォーキングかできました。

最後にトンネルを抜けると

ダムの上にある井川ダム展示館に出ました。
展示館はゆっくり見たかったのですが、今日の日程も盛りだくさん。
ここからジャンボタクシーに分乗して大井川鐡道井川線の閑蔵駅に向かいました。

井川駅から閑蔵駅は土砂崩れのため井川線は不通なので大井川沿いの崖の上を走る細い道を下っていきます。
道はとても細く大型のバスは当然通行できません。地元の道に精通したジャンボタクシーでさえもすれ違いがギリギリな細い道です。
紅葉時期の日曜日とあって行楽の車が次々と対向してきます。軽自動車や5ナンバーの小型ならば良いのですが、大型の四輪駆動車が来ると身動きが取れなくなります。スタッフや先頭車両に乗っていたぽとんさんも下車して対向車の後退の誘導をしなくてはならないほどの渋滞となってしまいました。
最近は世界的に大型のSUVブームで大型の四駆が増えていますが、日本の山岳地帯は急峻で細い道しか作れません。ランクルなどの大きな車は地元の人に迷惑をかけるだけなので、山を知っている本物のアウトドアマンなら大型四駆で山に入ってくることは避けるはず。我々も以前に登山で井川に来た時は私のクルマではなくぽとんさんの軽ワゴン車で来ていました。でも行楽シーズンは仕方ないですね。

かなり遅くなりましたが、無事になんとか閑蔵駅に到着しました。
我々は第2陣が到着するまで駅入り口の売店でビール片手にお昼のお弁当をいただきました。
すると、

なんと偶然です。こんなところで浜岡砂丘のなごみのタカさん一家とばったり。
こんな気持ちの良い山の中で気持ちの良い一家との遭遇で嬉しくなりました。

第2陣も井川線の発車時刻になんとか間に合い、列車は出発しました。

中学生のころ一人で井川線に乗ってここを通って以来何度も来ている場所ですが、日本一の高さを誇る関ノ沢鉄橋は冒険心をくすぐりますね。


湖上駅を通過し、長島ダムで機関車の連結作業。

アプト式のレールです。

アプトいちしろ駅でアプト式機関車を切り離し、

列車は千頭に向かって下っていきます。
この井川線は本当に大好きな鉄道です。

千頭からは、大井川鉄道のSLに乗るという盛りだくさんの今回の旅。
この2日で大型バス・渡船・ジャンボタクシー・アプト式列車・SLといろんな乗り物を乗り継ぎました。

SLを川根温泉駅で下車し、川根温泉で露天風呂に入ってきました。
我々が乗ってきたSLが最終列車だったので、温泉からSLを見るということはできませんでしたが、もう大満足の一言です。

温泉から上がって、さっそく生ビールのぽとんさんの満足そうな顔。
いやあ、本当に素晴らしい旅に誘ってくれてありがとうございました。
また是非、一緒に旅をしたいです。

素晴らしい井川の秋を満喫させていただきました。
そんな中、先の土日は久々にぽとんさんと井川の旅に行ってきました。
これだけはブログに書いておきたいので時間を見ては少しづつ書いてようやく書きあがりアップできました。
11月10日の土曜日朝、静岡駅南口のエスパティオ前に集合しました。

今回は井川自然の家が企画するツアー『井川de秋満喫の旅』に参加しました。
井川自然の家の活動に参加しているスタッフでもあるぽとんさんが自ら参加したいと仲間を募っていました。
秋の紅葉の季節に魅力満載のプランだったので私も連れて行ってもらったのです。
観光バスに乗り、最初の休憩場所は横沢。

観光バスの旅は快適です。ぽとんさんと泊りでお出かけするのは何年ぶりでしょうか。
ぽとんさんはバスが発車するやいなやビールです。

富士見峠への道は大型バスにはちょっと狭いのですが、運転手の技量はさすがに高く順調に登っていきます。
紅葉の季節ですが、今年はあまり赤くなっていませんでした。

2時間ほどで大日峠近くの井川自然の家に到着しました。
辺りの木々は美しく紅葉していましたが、盛りは少し過ぎてしまった感じでした。


井川自然の家の現在の正式名称は「静岡市南アルプスユネスコエコパーク井川自然の家」です。
かつての井川少年自然の家と言えば、小学校や中学校の頃に行ったことがあるという方も多いでしょう。
広い食堂でお昼を食べた後、敷地内を散策してみました。


なかなか美しい紅葉です。
でもそれ以上に素晴らしかったのは、


足元に広がる落ち葉の海です。
落ち葉を踏みしめながらゆっくり歩くのは清々しく気持ちよかったです。
やっぱり日本の秋は素晴らしいなあ。

午後は大日峠から井川の村に続いていた道『大日古道』を歩いて下りました。
大日古道は井川ダムが作られた昭和30年ごろまで使われていた道だそうです。

森の中を下っていきますが、ところどころに番号が付けられた観音様の小さな石像が立っていて、道行く人に現在はどの辺を進んでいるのかがわかるようになっていました。現在置かれている石像は新しく設置されたもので、古いものは井川本村に集められています。

結構な距離の急斜面を下るので、年配の参加者には少々たいへんな坂道でした。
大日古道の終点は

井川本村の対岸の湖畔。そうなのです、大日古道はダム湖の底に沈んでいるのです。
現在は道が無くなった代わりの渡船が運航しています。

普段は通行する人もあまりいないので電話で呼び出してきてもらうような形になっているようです。
消滅した道の代わりの渡船なので、船賃は無料で運行されています。

総勢40名ほどなので1回では乗り切れず、ピストン輸送。

こちらの船頭さんはあの有名人のお父様。
井川の英雄、静岡の宝と言ってもいいと思う


山岳王 望月将悟 強くてやさしい本物の山男 ここにあり!
トランスジャパンアルプスレース4連覇の望月将悟さんのお父様なのです。

ぽとんさんは将悟さんを知る前からお父様の正人さんとお母様の仁美さんをよく知っていたのです。
井川だけでなく静岡でも様々な活動に加わっている正人さん仁美さんとは井川自然の家や焼き畑などで一緒に活動している仲なのです。

静岡には宝物がいっぱいありますね。

全員が渡り終え、次は井川まちあるきガイドの方の先導で町歩き。

ぽとんさんはスタッフ顔負けの豊富な知識と気配りで人気者に。

地元の案内人の方の先導で中野観音堂へ行きました。かなり古いお堂です。

代々このお堂を守っている別当の方がこの観音堂の由来をお話ししてくれました。

この辺りで彫られたものではなく、京都なので彫られて運ばれたものではないかとのこと。近くの田畑から古い壺なども出土しているそうです。
井川ビジターセンターまでバスが迎えに来てくれて、井川自然の家に戻りました。
我々2名が泊まる今夜の部屋は・・・

30畳ちかい広さがある部屋!
井川少年自然の家の時代は学校単位の利用がメインでしたからこういう部屋なのです。
この部屋に2人だけなのですから、どんなふうに布団を敷こうか悩んじゃいます(笑)
でも、布団も羽毛布団を使っていたりグレードアップしています。

夕飯も地元の食材をふんだんに活用したメニュで、炊き込みご飯もみそ汁もかなりハイレベルな味でお代わりしちゃいました。
食後は井川神楽保存会の人達が、伝統芸能の神楽を披露してくれることになっていたのですが、井川の主だった方にご不幸があり残念ながら中止となってしまいました。
また、星空観賞会も開かれ、スタッフの方が星座の説明を面白く解説してくれたのですが、星空に雲がかかりあまりきれいには見られませんでした。
11日 日曜日
翌朝は朝食後、バスでビジターセンターに移動。

そこから井川神社に向かって歩きました。

天気の良い朝の空気は澄んでいて気持ちの良いウォーキングとなりました。

そして井川神社にお参りしました。
井川神社は湖底に沈んだ5つの神社を合祀して建てられたのだそうです。
そんな歴史にダム開発の現実が見えてきます。
湖底に沈んだ昔の井川の村にはどんな風景が広がっていたのでしょうか。

そのあと井川大仏まで登り、

こちらの吊り橋へ。
ここは夢の吊橋と呼ばれています。

思いのほかかなりの高度がありました。なかなかのスリル感がありますが、あまり揺れない頑丈な吊橋なので安心です。

吊橋から少し進むと広場に出て、地面にはレールが敷かれていました。

これはダムと資材置き場を繋いで湖畔の崖の上を走っていたトロッコ列車の軌道跡です。
廃線小道と呼ばれています。

レールの脇は落ち葉でふかふかしていて気持ちの良いウォーキングかできました。

最後にトンネルを抜けると

ダムの上にある井川ダム展示館に出ました。
展示館はゆっくり見たかったのですが、今日の日程も盛りだくさん。
ここからジャンボタクシーに分乗して大井川鐡道井川線の閑蔵駅に向かいました。

井川駅から閑蔵駅は土砂崩れのため井川線は不通なので大井川沿いの崖の上を走る細い道を下っていきます。
道はとても細く大型のバスは当然通行できません。地元の道に精通したジャンボタクシーでさえもすれ違いがギリギリな細い道です。
紅葉時期の日曜日とあって行楽の車が次々と対向してきます。軽自動車や5ナンバーの小型ならば良いのですが、大型の四輪駆動車が来ると身動きが取れなくなります。スタッフや先頭車両に乗っていたぽとんさんも下車して対向車の後退の誘導をしなくてはならないほどの渋滞となってしまいました。
最近は世界的に大型のSUVブームで大型の四駆が増えていますが、日本の山岳地帯は急峻で細い道しか作れません。ランクルなどの大きな車は地元の人に迷惑をかけるだけなので、山を知っている本物のアウトドアマンなら大型四駆で山に入ってくることは避けるはず。我々も以前に登山で井川に来た時は私のクルマではなくぽとんさんの軽ワゴン車で来ていました。でも行楽シーズンは仕方ないですね。

かなり遅くなりましたが、無事になんとか閑蔵駅に到着しました。
我々は第2陣が到着するまで駅入り口の売店でビール片手にお昼のお弁当をいただきました。
すると、

なんと偶然です。こんなところで浜岡砂丘のなごみのタカさん一家とばったり。
こんな気持ちの良い山の中で気持ちの良い一家との遭遇で嬉しくなりました。

第2陣も井川線の発車時刻になんとか間に合い、列車は出発しました。

中学生のころ一人で井川線に乗ってここを通って以来何度も来ている場所ですが、日本一の高さを誇る関ノ沢鉄橋は冒険心をくすぐりますね。


湖上駅を通過し、長島ダムで機関車の連結作業。

アプト式のレールです。

アプトいちしろ駅でアプト式機関車を切り離し、

列車は千頭に向かって下っていきます。
この井川線は本当に大好きな鉄道です。

千頭からは、大井川鉄道のSLに乗るという盛りだくさんの今回の旅。
この2日で大型バス・渡船・ジャンボタクシー・アプト式列車・SLといろんな乗り物を乗り継ぎました。

SLを川根温泉駅で下車し、川根温泉で露天風呂に入ってきました。
我々が乗ってきたSLが最終列車だったので、温泉からSLを見るということはできませんでしたが、もう大満足の一言です。

温泉から上がって、さっそく生ビールのぽとんさんの満足そうな顔。
いやあ、本当に素晴らしい旅に誘ってくれてありがとうございました。
また是非、一緒に旅をしたいです。

素晴らしい井川の秋を満喫させていただきました。
SURF 駿河湾内 5月19日(月)
愛知史跡巡り 犬山城と小牧城
SURF 遠州灘 5月13日(火)
SURF 駿河湾内 5月4日(日) Golden Week
SURF 駿河湾内 4月24日(木)・25日(金) べらぼう展
SURF 下田白浜 4月17日(木)
愛知史跡巡り 犬山城と小牧城
SURF 遠州灘 5月13日(火)
SURF 駿河湾内 5月4日(日) Golden Week
SURF 駿河湾内 4月24日(木)・25日(金) べらぼう展
SURF 下田白浜 4月17日(木)
この記事へのコメント
お久しぶりです。
このツアーがある事は知っていたのですが
都合がつかず断念しました。
海にも、ず〜っと入れない状態になってしまいました。(><)
毎年11月は、まだ入っていたのに…!
いつの日か、復活出来たらまた海で会いたいです。
このツアーがある事は知っていたのですが
都合がつかず断念しました。
海にも、ず〜っと入れない状態になってしまいました。(><)
毎年11月は、まだ入っていたのに…!
いつの日か、復活出来たらまた海で会いたいです。
Posted by さと
at 2018年11月20日 20:59

さとさん
このツアー良いですよ!
初日の古道歩きは下りなので歩き慣れていないと結構苦労しますが大丈夫でしょう。来年は是非!
海の方は寒くなる次期ですからゆっくりリハビリしてくださいね。
このツアー良いですよ!
初日の古道歩きは下りなので歩き慣れていないと結構苦労しますが大丈夫でしょう。来年は是非!
海の方は寒くなる次期ですからゆっくりリハビリしてくださいね。
Posted by エディ タチカワ
at 2018年11月22日 22:23
