来たよ！いい波

6月は連日のサーフィン。
7月からは講座の仕事が再開できそうなのと、アルバイト先の某公共施設も通常営業に戻るようなので日常が戻ってきそうです。
私はもう20年以上に渡り上記の2つの仕事以外にも1つまたは2つの仕事を兼業してきました。普通の人ならメインの職業を専業とすると思いますが、私は敢えてメインの仕事を減らしてでも常に副業を持つようにしています。それはまさに今回のコロナ禍のような突発的な危機に余裕をもって対応できるようにするためです。この考え方は1980年代から90年代にオランダで起きた深刻な不況を克服した手法です。これは「オランダの奇跡」と呼ばれた『ワークシェアリングモデル』を元にしています。不況で失業者があふれるようなら、企業を週休3日制にして雇用を守り最低限の収入を保証できるようにしつつ、収入減少分は3日ある休みに別の仕事をすればいいじゃないかという考え方です。オランダではその休日の別の仕事から起業する人が増え、インターネットの登場と同じタイミングでもあったために新規事業により経済が急成長して深刻な不況を克服したのです。
今回のようにメインの講座の仕事が全てキャンセルという状況でも副業の収入でなんとか暮らしていけるように考えてきました。救急法の講師などという仕事でメシを食っている人なんか日本では殆どいませんからね。そんな仕事でいつまでもメシが食えるとは考えていなかったのです。おかげさまでのんびりサーフィンに行けているのですが、その代わり残念ながら持続化給付金の支給対象にはなりません。

さて、昨日の木曜日。
水曜の夕方から奈良の中村さんが御前崎に泊まりに来ていて、朝食の後どこかでサーフィンしましょうという連絡が来ていました。
朝は満潮なのでゆっくりめに静波へ。
北東風で堤防脇くらいしか目ぼしい場所はありません。
先着していたSPLのジミーがエントリーしていくのを見送り、私は他のポイントをチェックしました。御前崎をチェックしていたら、偶然に同年代ながらショートボードに乗る灰塚さんにバッタリ。
灰塚さんの娘さんは私のスズキ・クロスビーの営業担当なのです。もちろん灰塚さんの娘さんがスズキに勤めているとは知らず、たまたま担当してくれたのが灰塚さんの娘さんだったと後で知ってびっくりしたことがありました。

御前崎はきれいなブレイクでしたが、60歳前後のジジイふたりにはちょっとハードかもしれないと静波新堤で入ることにしました。




静波は風は弱まったものの波は撚れていて、局所的に波が合体しムネ～カタ近かったりヒザ波だったり。かなりの癖波でしたが短いボードなら対応できるだろうと入ることに。



灰塚さんとはこれまで何度か会ったことはありましたが、一緒に入るのは初めてだったので記念に2ショット写真を撮っておきました。





一本の波でもボッコリ掘れたり、ダラダラになったりの癖波でしたが、若いショートボーダーばかりの一角で、ジジイ2人で結構な本数に乗って奮闘しました。



灰塚さんの写真、あまり良いのが撮れなくてすみません。また良い波でご一緒しましょう。
私は連日の疲れで、脚力がもたず、先にに引き上げました。



お昼になったのでどこかの店に行こうと思っていたら、SPLイワモト所長と奈良の中村さん組が静波旧堤に移動してきたとのことなので、移動しました。



所長は既に海の中。



中村さんら奈良チームもエントリーしていきました。







結局私も入ることに。疲れ切っていたので長い8'1"で入りました。
風向きが変わり弱まったので波は落ち着き、時々良い波も入ってくるようになりました。



人気の旧堤ですが、人も少なく潮目もバッチリの入ったタイミングが絶妙でした。
中村さんが絶好調でムネくらいのいい波に乗りまくり、私と交互に岸までのロングライドを連発しました。私は「乗り過ぎ注意」ぎみなので他の人たちの顰蹙を買わないうちに上がることに。ラスト1本はアウトからいい波を中村さんと高速シェアライド。記憶に残るような気持ちの良いシェアライドでした。



みんな疲れ切って後片付け。
ボードを6本持ってきた中村さんのひとりフィッシュフライ状態でした(笑)