2022年12月31日
JAZZBOどらえもん7'6"シングルフィンについて 2022年12月31日(土)大晦日
私は来年3月で65歳を迎えます。同級生の多くが既に定年退職をする年齢に達しています。現在の社会情勢の中では65歳定年が増えてきていますが、少し前なら定年は60歳で、とっくに過ぎています。さすがにその年齢を超えるとカラダも脳も気づかないうちに衰えてきていると感じるようになってきました。若く見えてもちょっとしたもの忘れや動作に衰えを感じることがあります。これは誰も避けられないことで、そのために定年という制度があるのだと感じるようになってきました。ただ、まだまだ救急法講習の新規の依頼は増えていますし、現役は続けたいと思っています。
さて、今年も最後はサーフィンの話で締めたいと思います。
私が最初に乗ったサーフボードは44年前に買った湘南辻堂のBOLT SURF(後のMabo Royal)の上杉俊二さんがシェイプした6ft.のシングルフィンでした。
これまで何十本ものボードに乗ってきました。大半がアメリカのシェーパーのボードでしたが今年は久々に日本人のシェーパーに新しいボードを作ってもらいました。

御前崎のJAZZBOの関さんにお願いしました。
最初の上杉さんのボードはノーズ寄りにワイデストポイントがありビークノーズ(イーグルノーズ)のシングルフィンショートボードで、色はブルーでした。
今回のJAZZBOも構想に1年以上費やして考えました。65歳以降、これから自分がどんなサーフィンをしたいのかを実現するためのデザインを検討していたのです。
ノスタルジックな感情からシングルフィンでシンプルなブルーのボード。ショートボード的なサーフィンが可能ながら、まっすぐ滑っただけでもグライドしてくれる長さのあるボード。たくさんのボードに乗ってきたからこそ自分の理想とするボードが欲しかったのです。
アウトラインは1969年にGordon & Smithのラリー・ゴードンの指示でスキップ・フライがシェイプした『ジプシー』を元にしました。ただ、ジプシーは掘れるサイズのある波用のシェイプがされています。そこで、ジプシーをベースにアベレージサイズの波に合うようなソフトなデザインにしようと思いました。
長さを考える際に基準になったのがGakuさんのJAZZBOどらえもん7'6"でした。このボードには何度も乗らせてもらって取り回しが良く、グライド感も良い『ちょうどいい』サイズだと感じていました。
だったら、小波でも抜群に楽しく乗れるJAZZBOどらえもん7'6"をベースに、柔らかく丸みを持たせたジプシーのアウトラインで作ればよいのではないかとの結論に至りました。

早速、JAZZBOどらえもんをプロデュースしているムネオ君に相談して関さんに依頼しました。これが今年の3月の事でした。
ただコロナ禍の影響で、ブランクスが届いたのは6月でした。

ブランクスにテンプレートを当ててアウトラインを引いていきます。

この時に動画を撮影してくれたムネオ君によれば、ダイヤモンドテールの角度を決めるだけでも関さんが相当に拘って時間をかけて決めていたそうです。
さて、その数日後、ブランクスに引かれたアウトラインを実際に見て私はイメージしていたものよりもノーズ幅が広めではないかと思いました。そこで関さんにノーズのアウトラインを変えてもらいました。いろいろ試した結果引かれたアウトラインはノーズを尖らせるというよりは全体の幅を狭めてワイデストポイントをテール寄りに下げたような形でした。
ジプシーのノーズからは離れてしまった感じでしたが、Todd MessickがシェープしているEcho Gliderというボードにちょっと似ていると思ったのです。ニューボードを検討している時にもTodd MessickのEcho Gliderは最有力候補に挙がっていたのでした。
普通のショートボード系のミッドレングスよりもノーズは幅狭でテールは広め。クラッシックロングのピッグ風なアウトラインです。ピッグの特徴を考えればこれで良いのではないかと思い、この形でシェイプしてもらうことにしました。


このシーンもムネオ君が動画で撮ってくれました。


無事にシェープが完了。関さんお疲れさまでした。

関さんの表情が「どうだ!」と言っているようです。
シェープに立ち合うことができませんでしたが、動画で見ることができて感無量でした。

関さんには、時間はいくらかかっても良いから気合が入った時に作業してくれれば良いですからねと言っておいたので、シェープから完成までが長かったですね(笑)

でも、渾身の1本に仕上げて欲しいと思っていましたから。納得です。

そして11月3日の連休にGakuさんと一緒に完成したボードを取りに行きました。

このシーンはいつも嬉しいですよね。
自分の考えを盛り込んでのボードの完成はひときわ嬉しいです。



JAZZBOお馴染みの進水式のシャンパン。旨いです。



みんなに見守られての進水式は幸せでした。

長めのシングルフィンはレトロっぽいデザインのクルマの屋根積みが似合います。
そして約2か月。何度も海に行っているのでだいぶ慣れてきました。

特筆すべきは小波でもびっくりするテイクオフの早さ。
私が持っているボードの中で一番長いJBC 8'1"のボードもテイクオフが早くて、初めて鹿島で乗った時に岡崎プロから「そのボードテイクオフ早いね」と言われましたが、このJAZZBO7'6"もびっくりする時があります。これもJAZZBOどらえもんのボトムロッカーを持っているからでしょうか。

そして昨日、Finが届きました。
左のグリノー4Aはこれまで使っていた8インチ
右はJBC 8'1で絶好調の9インチのウッドフィン
そして真ん中が昨日届いた8.5インチのウッドフィンです。
9インチと同じく袋井のJSD WOOD SURFBOARDの高倉さんに作っていただきました。
EPSエポキシ素材のボードは軽いのでフィンが重たいとバランスが悪いような気がしますから軽量のウッドフィンが合うように思います。


新年からはこのセッティングで乗ろうと思っていて、とても楽しみです。

来年はいよいよ秘密結社 7'6"クラブの活動本格化です。
秘密結社というのはGakuさんの他に実はもう一人、秘密のメンバーが居るんですよ。
楽しみです。
では、良いお年を。
さて、今年も最後はサーフィンの話で締めたいと思います。
私が最初に乗ったサーフボードは44年前に買った湘南辻堂のBOLT SURF(後のMabo Royal)の上杉俊二さんがシェイプした6ft.のシングルフィンでした。
これまで何十本ものボードに乗ってきました。大半がアメリカのシェーパーのボードでしたが今年は久々に日本人のシェーパーに新しいボードを作ってもらいました。

御前崎のJAZZBOの関さんにお願いしました。
最初の上杉さんのボードはノーズ寄りにワイデストポイントがありビークノーズ(イーグルノーズ)のシングルフィンショートボードで、色はブルーでした。
今回のJAZZBOも構想に1年以上費やして考えました。65歳以降、これから自分がどんなサーフィンをしたいのかを実現するためのデザインを検討していたのです。
ノスタルジックな感情からシングルフィンでシンプルなブルーのボード。ショートボード的なサーフィンが可能ながら、まっすぐ滑っただけでもグライドしてくれる長さのあるボード。たくさんのボードに乗ってきたからこそ自分の理想とするボードが欲しかったのです。
アウトラインは1969年にGordon & Smithのラリー・ゴードンの指示でスキップ・フライがシェイプした『ジプシー』を元にしました。ただ、ジプシーは掘れるサイズのある波用のシェイプがされています。そこで、ジプシーをベースにアベレージサイズの波に合うようなソフトなデザインにしようと思いました。
長さを考える際に基準になったのがGakuさんのJAZZBOどらえもん7'6"でした。このボードには何度も乗らせてもらって取り回しが良く、グライド感も良い『ちょうどいい』サイズだと感じていました。
だったら、小波でも抜群に楽しく乗れるJAZZBOどらえもん7'6"をベースに、柔らかく丸みを持たせたジプシーのアウトラインで作ればよいのではないかとの結論に至りました。

早速、JAZZBOどらえもんをプロデュースしているムネオ君に相談して関さんに依頼しました。これが今年の3月の事でした。
ただコロナ禍の影響で、ブランクスが届いたのは6月でした。

ブランクスにテンプレートを当ててアウトラインを引いていきます。

この時に動画を撮影してくれたムネオ君によれば、ダイヤモンドテールの角度を決めるだけでも関さんが相当に拘って時間をかけて決めていたそうです。
さて、その数日後、ブランクスに引かれたアウトラインを実際に見て私はイメージしていたものよりもノーズ幅が広めではないかと思いました。そこで関さんにノーズのアウトラインを変えてもらいました。いろいろ試した結果引かれたアウトラインはノーズを尖らせるというよりは全体の幅を狭めてワイデストポイントをテール寄りに下げたような形でした。
ジプシーのノーズからは離れてしまった感じでしたが、Todd MessickがシェープしているEcho Gliderというボードにちょっと似ていると思ったのです。ニューボードを検討している時にもTodd MessickのEcho Gliderは最有力候補に挙がっていたのでした。
普通のショートボード系のミッドレングスよりもノーズは幅狭でテールは広め。クラッシックロングのピッグ風なアウトラインです。ピッグの特徴を考えればこれで良いのではないかと思い、この形でシェイプしてもらうことにしました。


このシーンもムネオ君が動画で撮ってくれました。


無事にシェープが完了。関さんお疲れさまでした。

関さんの表情が「どうだ!」と言っているようです。
シェープに立ち合うことができませんでしたが、動画で見ることができて感無量でした。

関さんには、時間はいくらかかっても良いから気合が入った時に作業してくれれば良いですからねと言っておいたので、シェープから完成までが長かったですね(笑)

でも、渾身の1本に仕上げて欲しいと思っていましたから。納得です。

そして11月3日の連休にGakuさんと一緒に完成したボードを取りに行きました。

このシーンはいつも嬉しいですよね。
自分の考えを盛り込んでのボードの完成はひときわ嬉しいです。



JAZZBOお馴染みの進水式のシャンパン。旨いです。



みんなに見守られての進水式は幸せでした。

長めのシングルフィンはレトロっぽいデザインのクルマの屋根積みが似合います。
そして約2か月。何度も海に行っているのでだいぶ慣れてきました。

特筆すべきは小波でもびっくりするテイクオフの早さ。
私が持っているボードの中で一番長いJBC 8'1"のボードもテイクオフが早くて、初めて鹿島で乗った時に岡崎プロから「そのボードテイクオフ早いね」と言われましたが、このJAZZBO7'6"もびっくりする時があります。これもJAZZBOどらえもんのボトムロッカーを持っているからでしょうか。

そして昨日、Finが届きました。
左のグリノー4Aはこれまで使っていた8インチ
右はJBC 8'1で絶好調の9インチのウッドフィン
そして真ん中が昨日届いた8.5インチのウッドフィンです。
9インチと同じく袋井のJSD WOOD SURFBOARDの高倉さんに作っていただきました。
EPSエポキシ素材のボードは軽いのでフィンが重たいとバランスが悪いような気がしますから軽量のウッドフィンが合うように思います。


新年からはこのセッティングで乗ろうと思っていて、とても楽しみです。

来年はいよいよ秘密結社 7'6"クラブの活動本格化です。
秘密結社というのはGakuさんの他に実はもう一人、秘密のメンバーが居るんですよ。
楽しみです。
では、良いお年を。
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