2011年09月15日

イルカの日

先週末に訪れた下田海中水族館の続きです。

イルカの日

ここは小ぶりな施設ですが、参加型のアトラクションと観るアトラクションを組み合わせると1日楽しめる良い水族館でした。

イルカの日

ペンギンの餌付けの時にはペンギンの群れと一緒に写真を撮ってくれる無料のサービスもありました。

今回の訪問の目的は、ここで行われているドルフィン・シュノーケリングというプログラムに参加するためです。

イルカの日

海中水族館の名前のとおり、イルカたちはプールではなく天然の海の入り江にいるのです。

彼らはショーにも出演して演技もするイルカです。
駿河湾でも見られるバンドウイルカで、体長3m、重さは270kgもあるのだそうです。

イルカの日

早めに受付を済ませ、ウェットスーツに着替えました。
小さな水族館なのでスタッフの方もとてもフレンドリーです。

今日のドルフィン・シュノーケリングは男性3名女性2名の総勢5名。
やはり、平日は少人数でじっくり楽しむことができますね。

インストラクターの女性がイルカについての基礎知識とイルカに触れるときの注意点などを15分ほどレクチャーしてくれました。

イルカの日

先ずは装備をチェックしてからシュノーケリングの練習がありました。
私はかつてPADIのダイビングインストラクターでしたが、どんな風に教えるのかも興味があったので初心者のふり・・・。

イルカの日

シュノーケルに慣れたところで沖に向かいました。

イルカの日

イルカが目の前に現れました。

予想以上にでっかいです。

ずいぶん昔にタヒチ・モーレア島のドルフィン・クエストという施設でシュノーケルを付けてイルカに触れるプログラムに参加したことがありますが、一緒に泳ぐというのはイルカとの距離感が違います。

妻のリッキーはオスのイルカのサーフ君に気に入られたようで、フィンを押されたり、体を持ち上げられたりで、びっくりしていました。
私のところにはメスのナナもモモも来なかったなあ(涙)

イルカの日

海水の透明度がイマイチなのが残念ですが、夏の伊豆ではこんなものでしょう。
それも自然で良いのではないでしょうか。

さて、本日のブログタイトル「イルカの日」ですが、1973年のハリウッド映画にこのタイトルの映画がありました。この映画のモデルになったのがジョン・C・リリー博士です。
実はもう20年近く前になりますが、私は国際イルカ・クジラ会議を主催したアイサーチ・ジャパンという団体の会員で、イルカ・クジラ会議のスタッフもやっていました。当時の会員数は60人ほどしかおらず、最初の国際会議では資金不足でお金を出し合ったりしていました。
その資金捻出のために協賛企業を募って誕生したのが、後にGショックブームを生んだカシオGショック イルカ・クジラモデルなのです。

私は当時日本では何処にも無かったイルカと泳ぐ施設がカリブ海のグランドバハマにあると知り、日本で事業化できないものかと考えていて、発足当時のアイサーチ・ジャパンに加わりました。そのためにダイビングインストラクターの資格を取り、勤めていたA.T社を辞めたのでした。

そんなこんなでイルカと関わり、ジョン・C・リリー博士やジャック・マイヨール、オルカの研究で有名なポール・スポング博士ほか、世界のイルカ研究者とお会いして話をする機会を得ることができました。

日本初のイルカと泳ぐビジネスプランについては、人類同等の知性を持つイルカを閉塞環境に閉じ込めるべきではないというアイサーチのメンバーとの会話のなかで私の考えも変わり、具体化させることはありませんでした。

でも、下田海中水族館のようにせっかくある施設はどんどん活用すべきと思います。
ドルフィン・シュノーケルについて私から言いたいことは、お客は多くを望まず、追いかけたりせず、イルカに対して受動的に動いて欲しいと思います。
我々陸上の動物は、彼らが生活する世界へ訪問させてもらうのであり、もてなしを受ける側なのです。行儀の悪い図々しいお客にはホストだって良い気はしないはずです。そういう気持ちをイルカは人間には無い能力を使って読み取る力を持っていると思います。

我々の科学で知る限り、知的生命体は地球上にも宇宙にも存在すると思われています。
地球の陸の生命体の代表が人類なら、イルカやクジラは水中を代表する知的生命体。
その、水中の知的生命体と第三種接近遭遇できるこの施設で
ぜひ、ドルフィン・シュノーケルを体験して、癒されてください。
きっと笑顔になりますよ。


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Posted by エディ タチカワ at 12:00│Comments(10)お気に入り・お楽しみ
この記事へのコメント
ファンタスティック!
Posted by ボルネオの女王 at 2011年09月15日 15:16
女王陛下

いいでしょ。コタキナバルでもありそうな気がしますが、
海外ではイルカファンは日本ほどいないかもしれませんね。
Posted by エディ タチカワエディ タチカワ at 2011年09月15日 18:17
私も、シドニーに住み始めた頃、シドニーの南、200キロのブラックロック(OZパイプライン)でイルカの大群によく遭遇しました。
彼らも波乗りが好きで、波のフェイスを気持ちよさそうにドライブするのを見みては、我々は感心したものでした。
当時、我々は彼らのあそびが終わるまで、邪魔にならないように海の中でじっと眺めていた記憶があります。(1軍が20頭ぐらい、波乗りは約10分ぐらい、2軍も同じくらいで、トータル30~40分は見ていたような、、、、、、、)
ボードの下や目の前の波のフェイスを、走りぬける姿は何か、海で同じ感動を共有する者同士の一体感のようなものを感じたものでした。

今でも、静かな朝一はイルカやフェアリーペンギン、シールを見かけます。
Posted by KINO at 2011年09月15日 19:16
いいお話をありがとうございます。行ってみたいです。
facebook にシェアしました。
Posted by ドキターAKI at 2011年09月15日 19:18
以前小笠原でイルカと泳いだ事を思い出しました

あの時はタンクを背負っていたのでなるべくアワを出さないようにと
レクチャーされました

あのアワが苦手なそうです

なんとかイルカの全体像をおさめた写真を撮りましたが
ちょっと遠すぎてぼやけ気味

当時のカメラはとんでもなく粗末な物でしたが
それしか買えなかったので・・・

ほら、使い捨てカメラを防水のプラケースに収めた物
あれも、次に式根島に行った時ぬすまれたし。。
Posted by マンマドルチェ at 2011年09月15日 21:16
KINOさん

オーストラリアに住んでいたのですか。
1982年のサーフィン映画『ストームライダース』でウェイン・リンチがイルカと遊ぶシーンが私にとってイルカの原点だったと思います。
当時のアイサーチに静岡県人は2人だけだったんですが、もう一人のメンバーはやはりオーストラリアでイルカと波乗りを経験していました。

今もパースとかに行ってイルカと波乗りをしてみたいです。
Posted by エディ タチカワ at 2011年09月16日 17:49
ドキターAKIさん

ともかく近くて手軽にできるところがいいです。
是非行ってみてください。
Posted by エディ タチカワ at 2011年09月16日 17:59
マンマドルチェさん

小笠原に行っているんですね。
私も行きたいのですが、サーファーのくせに船に弱いので行けないんです(笑い)

小笠原もサーフィンとドルフィンスイミングの両方を体験できるので行きたい場所のひとつです。

防水ケース入りの使い捨てカメラってありましたね。
ピント合わせを不要にするために広角レンズでしたので
ちょっと遠くのものは何だかわからない写真になってしまいました。
サーフィンの写真はほとんどダメでしたね。
Posted by エディ タチカワ at 2011年09月16日 18:17
エディさん

今も、シドニー住んでおります。87年の5月に袋井出て25年目に入りました。
ただ、サーフィンをしたいが為だけに、この地を選び我が人生を、歩んでおります。
ストームライダーズ、よく見ました。バリハイも、、、、、
ところで、イルカの話のポイントはマッドWAXに出てくる所です。たしか、トムキャロルとロスクラークが、MADWAXを塗りながらパイプにイキテーと念じながらテレポートする所です。ここがOZパイプです。底が浅く、がっつりのぐりぐりポイントですが最高です。!

whats a life without surfing !!
no surf, no life !
Posted by KINO at 2011年09月16日 23:37
kinoさん

素晴らしい人生ですね。
私は82年にハワイへ留学して移り住むことを模索しましたが、断念したくちです。
当時パイプライン初挑戦ででワイプアウトしてリーフを転がされパンツに穴があいて以来掘れるリーフはトラウマです(笑)

イルカと波乗りは是非やりたいので、オーストラリアトリップも検討したいと思っています。
Posted by エディ タチカワ at 2011年09月19日 06:40
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