来たよ！いい波

波も無いので事務処理仕事の1日。
独りで自営で講師業となると経理などの事務仕事も自前。
忙しければ夜中にやるし、暇ならこんな波が小さい日に行うという自由がききます。

朝から請求書の作成、諸々の集金、報告書の作成、銀行に郵便局。お寺へお墓参りにも行ってきちゃいました。そして部屋の片付け、掃除。

そして、気分転換にやってみたのが、サーフボードの体重測定です。
体重計で計るので正確とは言えませんが、目安にはなります。
何で今までやらなかったんだろう。



先ずは一番古く、一番長く、多分一番重いライトニングボルト7'2"のミニガン。
シェイプしたウレタンフォームコアにポリエステル樹脂でコートした通常のシェイプボード。
大波にも耐えるようにデッキには通常の4ozクロス＋6ozクロスのラミネートを施すようにオーダーしたものです。
ポリッシュ仕上げで7'2”と長いのでボリュームの割には重い5.1kgでした。



次はキャンバスのミニノーズライダー6'12"
これも通常のポリエステルのボードです。ポリッシュ仕上げ。
表面積も体積も大きいから重さも5.0kgでした。



そしてDoc.Bushwacker6'6"EPSコアのシェイプボードで、エポキシ樹脂のラミネート。サンディング仕上げです。
クロスはエポキシボードの標準であるデッキ5ozの2層巻き、ボトムは5ozの1層巻きです。
このボードもボリュームがありますが、通常のポリボードより格段に軽い3.6kgでした。



メインボードのAviso JJ RocketfishはDoc.よりも軽い3.3kgでした。
Avisoのボードは鉄の鋳型にカーボンファイバーを巻きつけて大きな窯で高圧加熱して作る釣り竿やゴルフクラブのシャフトと似た製法です。内部が空洞なため軽く作ることができます。しかし普通はEPSより重くなるように設計されているようです。Doc.よりもボリュームが少ない分軽くなったのでしょう。
Avisoのボードは凝ったデザインの物ほど、また、小さいボードほど比重が重くなるように思います。
「エディさんがAvisoがいいと書いているので買ったんだけど調子悪いです」というお話を複数お聞きしていますが、JJ Rocketfish6'2"はシェイプそのものと体積と重量のバランスが良いようで、それが調子いボードという評価になっているのだと思います。



さて、今回の新しい仲間。トンビ社のドナルド・タカヤマ　スコーピオン6'4"カーボン。
モールドで作った特殊な超軽量EPSコアにカーボンクロスをエポキシ樹脂でラミネートし、そのボードを特殊な袋に入れ真空ポンプを使って余分な樹脂を極限まで吸い出しカーボンクロスを真空圧着するという新しい製法のボード。そのためこのボリュームタップリの大きなボードがたったの3.2kgという結果でした。
この製法は片手で軽々持ち上がるパフォーマンス系のSUPなどでよくお目にかかる工法のようです。
ただし、タカヤマが急逝してしまったためトンビ社との契約が切れ、このボードは2度と作られない幻となってしまいました。だから思い切って最終入荷分を手に入れてみたのでした。

この軽いボードを手に入れたことで、フットワークがより一層軽くなると思います。
進水式が楽しみです。