2009年01月28日

サーフィンサイエンス&テクノロジーシンポジウムが開催されます

一昨年、島田のチャールストンさんで開催された木下デイビッドさんの六ヶ所村核燃料再処理工場稼働問題のお話会に行きました。その後昨年の静波FISHFRYのサーフライダーファウンデーションジャパン(以下SFJと略)のブースのお手伝いをしたことをきっかけにSFJの会員になりました。

先ほどSFJのメルマガが配信されてきました。そこに載っていた情報が

独立行政法人 港湾空港技術研究所 主催
☆第1回 サーフィンサイエンス&テクノロジーシンポジウムが開催されます☆


という内容でした。

独立行政法人港湾空港技術研究所とサーフィンが何で関係があるのかと思われる方もいらっしゃるでしょう。
私が波予想に活用しているナウファスシステムを構築し運用しているのがこの研究所なのです。

御前崎沖に設置されているレーザー測光型の海象計(波高・周期・波向などを調べる機器)のデータはインターネットでリアルタイムに更新されているので、これをアメダス風向・風速データと組み合わせ、これまでの経験を元に解析するとサーフポイントの波情報がなくてもどんな波が立っているのか想像がつくのです。特に夜明け前の波情報がない時間帯に何処の海岸にどんな波が立つか予測できるので私にとっては強力な武器になっています。

サーフィンサイエンス&テクノロジーシンポジウムが開催されます

北緯34°37' 17" 東経138°15' 33" がナウファス海象計の位置です。

御前崎港に影響する波浪データの収集が目的なので西のうねりを拾えない位置にあるのが弱点ですが、サーフィンに適した南~東うねりのデーター収集には影響は少なく使えます。

偶然のタイミングですが、今朝の静岡新聞にこんな記事がありました。

サーフィンサイエンス&テクノロジーシンポジウムが開催されます

3億円をかけて新型のGPS波浪計があらたに設置されることになりました。
これまで台風などで海が荒れると肝心な時に欠測してしまう海象計の弱点が克服されそうです。


さて、この1年私はほとんど休みなしで働いてきましたが、来月からは某公共施設の勤務を半減させて頂きました。本業と自分の楽しみを中心としたライフスタイルに少しづつ戻したいなと思っているのです。

サーフィンは肩のリハビリにまだ時間がかかりそうですが、
第1回 サーフィンサイエンス&テクノロジーシンポジウムはその間に波のメカニズムをもっと勉強するのに良いチャンスだと思っています。

2月21日(土)場所は湘南江ノ島にある 神奈川県立 かながわ女性センターです。

即決で申し込みをしてしまいました。
もしも興味のある方は一緒に行きましょう・・・・そんな酔狂なヒトはいないよね(^_^;)


転載禁止にはなっていないようなのでSFJメルマガ内容を以下に掲載しておきます。

発行:サーフライダー・ファウンデーション・ジャパン(SFJ)事務局
        http://www.surfrider.jp mailto:sfj@surfrider.jp
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

☆第1回 サーフィンサイエンス&テクノロジーシンポジウムが開催されます☆

 サーフィンは1960年代頃から急速にその人口が増え始め、現在では我が国に200万人(50人に1人)もの愛好家がいます。
人口の増加だけでなく、サーフテクニックやサーフボード、ウェットスーツなど、様々なものが急速に変化してきました。
このような進化の過程では、様々な科学やテクノロジーの進化が含まれていたに違いありません。
その中には海洋学や海岸工学で扱われる波の変形や波の予測といったものもありますし、造船学から発展したボードの進化もあります。
たとえば近代サーフボード・デザインの父と言われるBob Simonsは、1940年代、造船学からPlaning Hullの理論をサーフボードに取り込み、波浪予測技術(SMB法)を開発した研究者の一人であるScrippsのMunk教授から波の予測技術を学んでいました。

 今回のシンポジウムの一つのテーマは、このようなサーフィンと様々な科学や工学、技術との結びつきを確認し、その結びつきを深める場を創ることです。

 本シンポジウムのもう一つのテーマは、サーフィンをとりまく環境です。
我が国ではサーフィンの進化と同時に、海や海岸を居住や経済活動の場として利用することも進んできました。
その過程で、一方では親しみやすい海や海岸をつくると同時に、一方では多くの美しい砂浜やサーフゾーンが失われ、最近では、人口構造物の投入やダムの建設などにより、自然の砂の動きを妨げ、その結果砂の侵食が進み、サーフィンはもちろん、逆に人が近づけないような危険な場所になってしまっている場合もあります。
さらに、場所によっては水質汚染や生態系への影響などの問題が起き、数年前に比べて大きく変化している場所もあります。このような現状を解決する上で、科学や工学、技術とサーフィンとの関わりは今後益々増えてくるものと考えられます。
 さらに、最近では、サーフィンは若者だけのスポーツではなく、中高年のスポーツともなり、生涯を通したスポーツとなってきました。体育学や教育学との結びつきも本シンポジウムのテーマの一つです。

 このように欲張ったシンポジウムではありますが、サーフィンサイエンス&テクノロジーという新たな学問を創造する一つの足がかりとなることを期待しています。
多くの皆様のご来場をお待ちしています。

第1回サーフィンサイエンス&テクノロジーシンポジウム事務局


第1回 サーフィンサイエンス&テクノロジーシンポジウム
     - 未来型サーフィンのあり方 -

日  時:2009年2月21日(土) 13:00~17:30
場  所:神奈川県立 かながわ女性センター 第1研修室
主  催:港湾空港技術研究所
共  催:和歌山県サーフィン連盟

参加対象:自由(会場の大きさから約80名まで、人数把握のため事前登録をお願いします)
 連絡先:港湾空港技術研究所 海洋・水工部 海象情報研究チーム 
     TEL: 046-844-5049 FAX: 046-844-1274 e-mail:sst-sympo@ipc.pari.go.jp

<講演内容>
12:50-13:00 ”本日のシンポジウム開催の趣旨と流れ”  
   サーフィンサイエンス&テクノロジーシンポジウム 事務局

13:00-13:25 基調講演:“Surfing Science and Technology” 
   Surf Rider Foundation Japan 副代表 許 正憲

13:25-13:50“サーフィンと地形” 
   土木研究センターなぎさ総研 主任研究員 石川仁憲

13:50-14:15“サーファーによるサーファーのための波情報”
   サーフレジェンド 気象予報士 小川和幸

14:15-14:35“人工サーフィンリーフの特性と国内外の動向” 
   港湾空港技術研究所 主任研究官 鈴木高二朗

14:35-14:55“沿岸波浪の最新の数値計算技術について”
   港湾空港技術研究所 チームリーダー 平山克也

14:55-15:05 休憩

15:05-15:30“和歌山県サーフィン連盟の活動について”
   和歌山県サーフィン連名 会長 梅本利樹

15:30-15:55“サーフポイントにおける漂着物調査および水質調査について” 
   Surf Rider Foundation Japan 海岸環境チーム 竹内尚人

15:55-16:20“生涯スポーツとしてのサーフィン~大学教育の立場から~”
   東海大学 体育学部 准教授 松本秀夫

16:20-16:45“これからのよりよいサーフィン環境を目指して”
   南紀サーフィンクラブ 南紀の自然を守る会 代表 サーフボードシェイパー 角 直

16:45-17:00

17:00-18:00 総合討論 


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Posted by エディ タチカワ at 23:57│Comments(2)サーフィン
この記事へのコメント
お邪魔します。
サーフィンもずいぶんハイテクになってきたんですね~。
確かに日々、海も変わるのだから人間も付いて行かないとですね。

肩、お大事にしてください。
Posted by 禅 at 2009年01月29日 02:42
禅さん

肩は痛いのを我慢してストレッチなどで動かすようにしたら
だんだん痛みが取れて動くようになってきました。
2月から海でもリハビリを開始します。

整体も同じだと思いますが、科学的に原理を知っていると
無駄なことをしないでツボを押さえることができますね。
海のこと、波のこと、体のこと、それぞれ知っていれば
無駄に海に出かけて時間とガソリンを無駄にしたり、
危険な海で事故ったりしないと思います。

禅ブログおもしろいですね。結構ハマッてます。
Posted by エディ タチカワ at 2009年01月29日 08:48
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