来たよ！いい波

1月4日、今日は竜ヶ岳でダイヤモンド富士を見ることができると聞き行ってきました。
深夜の2時半、ぽとんさんがクルマで迎えに来てくれ、二人で本栖湖を目指し出発しました。



駐車場には既に10台ほどのクルマが止まっていました。
1時間くらい時間調整をしてから登り始める予定でしたが、クルマの中に居るのも寒いし、周りのクルマの登山者が次々に出発していくのを見て、我々も5時過ぎに出発しました。



竜ヶ岳は本栖湖の南側にある標高1485mの山。
2時間ほどで登れる低山ですが、アルプス並みの大きなバックパックを背負っての登山となりました。



5時30分、登山口に到着。真っ暗な登山道を登り始めました。



稜線に出ると闇の中に漆黒の富士山のシルエットがかすかに見えました。
稜線沿いの登山道は、視界を遮る木立がなく、明るくなったら素晴らしい景観が望めるだろうと思いました。



東の空が次第に色を変えていく様は見事な美しさ。
目的のダイヤモンド富士よりも刻々と変化していく黎明の富士の方が美しいのではないかと思うほどでした。
朝焼けに赤く染まる東の空を眺めつつ歩く喜び。



やがて、頂上に近くなるとカチカチに凍った残雪も見られました。
今回の登りのルートのほとんどは凍っていて、ポールの先の金属の石突も刺さらないような状態でした。



駐車場から約2時間弱で頂上に到着しました。
いつもよりも非常にゆっくりしたペースで歩いたのは、できるだけ汗をかかないようにするためでした。
もしも下着が汗で濡れてしまったら、頂上で御来光を待つ間に体温低下を起こす危険があるからです。
頂上で快適に過ごす方法のもう一つがぽとんさんのツェルト（緊急用簡易テント）です。



ツェルトの中で朝ごはんの準備をしました。
暖かくて快適です。
メニューは



さけ茶漬け。
準備も簡単、サラリと食べられて、しっかり温まることができました。
こんなに美味しいお茶漬けも他にないのでは・・・



だって、外の気温は氷点下12度(＠_＠;)なのですから。
恐ろしく寒いはずです。
今回の大きな荷物の中身は防寒着類と食べるものだったのです。
おかげで寒さ知らずでした。



外ではダイヤモンド富士の瞬間を待つ人々がどんどん増えていました。

さて、ダイヤモンド富士とは、
富士山の山頂から太陽が登る瞬間に見られる光景のこと。
それが指輪の先のダイヤモンドの先端が光るような光景に見えるからです。
2012年は辰（龍）年、竜ヶ岳の頂上からお正月にダイヤモンド富士が見られるという現象に人気が集まったのです。

では、そのダイヤモンド富士の瞬間をどうぞ。2012年1月4日午前7時45分くらいでした。



頂上付近がうっすらと光り始めました。







写真では説明できません。

これまでも様々な絶景を見てきたつもりでしたが、
予想もつかなかった感動の光景でした。

見られて、良かったです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく